蜂蜜というのは、じつは、天然のワクチンなので、病気に強い体質をつくってくれる。これが蜂蜜の最大の効能だ。
だっから 『ぽんぽこ笑店』の蜂蜜が売れまくっているのは当然なのだ。
市販の蜂蜜は白砂糖を与えられた西洋ミツバチの蜂蜜なので、希少性はないし、効能も薄い。
ここまで分かってきたので…、鷲の養蜂業は何が何でも成功させねばならないのだ。鷲は、だから、真剣である。プレッシャーが大きい。蜂は人が住む里山を飛び回って花粉や蜜を集め、ついでに植物に付着している乳酸菌や酵母類、さらに人間界の病原菌や病原性ウイルスまで運んでくる…。
その病原菌や病原性ウイルスは、乳酸菌の酸で死滅したり、乳酸菌に食われてしまう。だから、巣箱のなかで生成される蜂蜜には、病原菌の痕跡がある。つまり蜂蜜は、ミツバチがつくった天然のワクチンなのだ。
ニホンミツバチの蜂蜜を摂取していると、免疫力がアップして、風邪をひかない健康な体質になる! 花粉症も治る! などと昔から言われてきたことの理由は、蜂蜜のワクチン効果なのだ。
この免疫力アップ効果に確信を持てたので、皆に推奨しているワケだ。
あー、今年の夏は、鷲の蜂蜜を何としても出荷したい。鷲は真剣である。プレッシャーが大きい。蜂蜜については人類の長年にわたる経験をもとに、古来様々な薬効が謳われてきた[102]。旧約聖書には、「心地良い言葉は、蜂蜜のように魂に甘く、身体を健やかにする」ということわざが登場する。この言葉から、人類が早くから蜂蜜の健康上の効能について認識していたことが窺える[3]。
古代エジプトの医学書エーベルス・パピルスおよびエドウィン・スミス・パピルスには内用薬[† 13]および外用薬(軟膏剤、湿布薬[104]、坐薬[105])への蜂蜜の活用が描かれている[106]。『旧約聖書』の「サムエル記・上」には疲労と空腹により目のかすみを覚えたヨナタンが蜂蜜を食べて回復する逸話が登場する[107]。
古代ギリシャでは医学者のヒポクラテスが炎症や潰瘍、吹き出物などに対する蜂蜜の治癒効果を称賛している[108]。古代ローマの皇帝ネロの侍医アンドロマコスは、蜂蜜を使った膏薬テリアカを考案した。テリアカは狂犬病に罹った犬や毒蛇に噛まれた際の、さらにはペストの治療薬として用いられた[109]。テリアカの存在は奈良時代に日本へ伝えられ、江戸時代になってオランダ人によって現物が持ち込まれた[110]。
中国の本草書『神農本草経』(成立は後漢から三国時代の 頃)には「石蜜」と呼ばれる野生の蜂蜜の効用について、「心腹の邪気による病を治し、驚きやすい神経不安の病やてんかんの発作をしずめる。五臓の心臓・肝 臓・肺臓・腎臓・脾臓を安らかにし、諸不足に気を益し、中を補い、痛みを止め、解毒し多くの病を除き、あらゆる薬とよく調和する。これを長く服用すれば、 志を強くし、身体の動きが軽くなり、飢えることもなく、老いることもない」と記されており[111]、中国最古の処方集である『五十二病方』(戦国時代)には蜂蜜を用いた利尿剤の処方が記されている[112]。明代の薬学書『本草綱目』には「十二臓腑ノ病ニ宜シカラズトイフモノナシ」と、あらゆる疾病に対し有効な万能薬と記述されている[113]。同書には張仲景による医学書『傷寒論』を引用する形で、蜂蜜を使った外用薬(坐薬)の作り方も登場する[114]。
日本の医学書『大同類聚方』には「須波知乃阿免」(すばちのあめ)が見え[115]、巣蜂とはハチの巣のことである[116]。ただし旧暦8月に土の中から掘り出して採るとしており[† 14]、ハナバチの仲間ではマルハナバチが巣を土の中に作る。
漢方薬では生薬の粉末を蜂蜜で練って丸剤(丸薬)をつくる。例として八味地黄丸がある[117][118]。江戸時代の医師栗本昌蔵は、著書の中で丸薬を作る際の蜂蜜の使い方について解説している[119]。
薬効とその科学的根拠
古来謳われてきた薬効について科学的な検証を行ったところ、ある程度の信憑性が確認されている[120]。
蜂蜜は古来、外科的な治療に用いられてきた[121]。古代ローマの軍隊では蜂蜜に浸した包帯を使って傷の治療を行っていた[122]。蜂蜜には強い殺菌力のあることが確認されており、チフス菌は48時間以内に、パラチフス菌は24時間、赤痢菌は10時間で死滅する[123]。また、皮膚の移植片を清浄で希釈や加工のされていない蜂蜜の中に入れたところ、12週間保存することに成功したという報告がある[124]。蜂蜜の殺菌力の根拠についてカナダのロックヘッドは、浸透圧が高いことと、水素イオン指数が3.2ないし4.9で弱酸性であることを挙げている[125]。蜂蜜の持つ高い糖分は細菌から水分を奪って増殖を抑える効果をもたらし[† 15][127]、3.2ないし4.9という水素イオン指数は細菌の繁殖に向いていない[128]。しかしながらポーランドのイズデブスカによって、蜂蜜に水を混ぜて濃度を10分の1に薄めても殺菌力を発揮することが確認され、ロックヘッドの主張と両立しないことが明らかとなった[125]。アメリカのベックは、皮膚のただれた箇所に蜂蜜を塗って包帯を巻くとリンパが分泌され、それにより殺菌消毒の効果が得られると主張している[129]。前述のように蜂蜜に含まれる酵素グルコースオキシターゼは、グルコースから有機酸(グルコン酸)を作り出す[33]が、その過程で生じる過酸化水素には殺菌作用がある[130]。人類は古くから蜂蜜がもつ殺菌力に気付いていたと考えられ[90]、防腐剤として活用した[† 16][† 17]。
蜂蜜は古来瀉下薬として用いられ[133][134]、同時に下痢にも効くとされてきた[135]。蜂蜜に含まれるグルコン酸には腸内のビフィズス菌を増やす効能があり、これが便秘に効く理由と考えられる[133]。フランスの医学者ドマードは、悪性の下痢を発症し極度の栄養失調状態にある生後8か月の乳児に水と蜂蜜だけを8日間、続けてヤギの乳と水を1:2の割合で混ぜたものを与えたところ、健康状態を完全に回復させることに成功したと報告している。これは、蜂蜜のもつ殺菌作用によって腸内環境が改善されたためと考えられている[136]。
古代エジプトの医学書中には盲目の馬の目を塩を混ぜた蜂蜜で3日間洗ったところ目が見えるようになったという記述が登場する[137]。また、マヤ文明ではハリナシバチが作った蜂蜜を眼病の治療に用いていた[138]。その後、蜂蜜が白内障の治療に有効であることが科学的に明らかとなった[139]。インドでは20世紀半ばにおいて、蜂蜜が眼病の特効薬といわれていた[140]。
欧米には「ハチミツがガンに効くという漠然とした"信仰"に近いもの」が根強く存在する[141]。1952年に 西ドイツのアントンらが19000人あまりを対象に職業別の悪性腫瘍発症率を調べたところ、ほとんどの職業において1000人中2人の割合であったとこ ろ、養蜂業の従事者については1000人中0.36人の割合であった。この結果からは養蜂業従事者の生活習慣の中に悪性腫瘍を抑制する要因があることが読 み取れるが、それを蜂蜜の摂取に求める見解がある[142][† 18]。フランスのアヴァスらは、動物実験によってハチミツに悪性腫瘍を抑制する作用があることを確認している[143]。また、前述のように蜂蜜には生成の過程でローヤルゼリーに含まれる物質が混入すると考えられている[15]が、カナダのタウンゼンドらはローヤルゼリーの中に悪性腫瘍を抑制する物質(10-ヒドロキシデセン酸)を発見している[144][145]。
二日酔いには蜂蜜入りの冷たい水が有効であるとされる[133]。蜂蜜に含まれるフルクトースは肝臓がもつアルコール分解機能を強化する効果をもち[133]、さらにコリンやパントテン酸にも肝臓の機能を高める作用がある[146]。デンマークの医師ラーセンは、泥酔者に蜂蜜を飲ませたところ、短時間で酔いから覚めたと報告している。また、ルーマニアのスタンボリューは124人の肝臓病患者が蜂蜜を摂取することにより全快したと報告している[146][147]。
古代ローマの詩人オウィディウスは『恋愛術(恋の技法)』の中で、精力剤としてヒュメトス産の蜂蜜を挙げている。蜂蜜の精力増強作用について、19世紀の科学者は懐疑的であったが、20世紀に入りイタリアのセロナは0.9gの蜂蜜中に20国際単位の発情物質が含まれると発表した[148]。
蜂蜜には血圧を下げる効能があるといわれてきた[146]。蜂蜜にはカリウムが多く含まれるが、食塩を過剰に摂取した際にカリウムを摂取すると血圧を下げることができる[149]。また、蜂蜜に含まれるコリンには高血圧の原因となるコレステロールを除去する効果がある[146]。
古代エジプトや中国の文献には、蜂蜜の駆虫作用に関する記述がみられ、甘草と小麦粉、蜂蜜から作った漢方薬「甘草粉蜜糖」は駆虫薬として知られる[150]。1952年(昭和27年)に日本の岐阜県岐阜市にある小学校で実験が行われ、蜂蜜を飲んだ小学生の便からは回虫の卵がなくなるという結果が得られた[151]。蜂蜜に含まれるどの成分が駆虫作用をもたらすかについては明らかになっていない[151]。
その他に、鎮静作用[152]が認められ、咳止め[153]、鎮痛剤[154]、神経痛およびリウマチ[155]、消化性潰瘍[156]、糖尿病[157]に対する効能が謳われている。
蜂蜜は古来、芳香剤として利用されてきた[158]。古代エジプトには蜂蜜と没薬、松脂、ワインに浸した菖蒲やシナモンを混ぜて作られたキフィーと呼ばれる煉香があった[158]。古代の中国にも蜂蜜を用いた煉香があった[158]。平安時代の日本にも蜂蜜を使った香があり、『源氏物語』「鈴虫」の冒頭には「荷葉の方をあはせたる名香、蜜をかくしほろろげて、たき匂はしたる」[† 19]という記述が登場する[159]。小一条院皇后の女房であった人物は、蜂蜜を用いた香には虫が湧くという記録を残している[160]。香の中には飴のようになめて使うものもあり、服用を続けると顔を洗った水や抱いた子供にまで匂いが移ったとされる[160]。タバコの中には香りの調整に蜂蜜を使用しているものもある[161]。
蜂蜜は、古代エジプト・ギリシャの時代から化粧品に用いられ、クレオパトラ7世は蜂蜜を用いて化粧をし[162]、古代ローマの皇帝ネロの妻は蜂蜜とロバの乳を混ぜたローションを使っていたと伝えられている[163]。蜂蜜を用いたもっとも有名な化粧品の一つとして、パックが挙げられる[162]。蜂蜜の糖分には肌を整える働きがあり[162]、ビタミンB1には皮膚の血行をよくし、新陳代謝を高める作用がある[164]。
「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」も参照
蜜源となりうる花が複数ある場合、複数の花の蜜が混じった蜂蜜ができるのではないかと考えられがちである。しかしミツバチには一つの花から蜜を採集すると、可能な限り他の花の蜜を採集しないという性質がある(訪花の一定性)[168]。さらに蜜蜂にはミツバチのダンスと呼ばれる8の字に飛び回る行動によって仲間に蜜源を知らせる習性があるが、豊富な蜜源については激しく飛び回って知らせる一方、貧弱な蜜源についてはほとんど、時にはまったく教えようとしない[169]。このような理由から、現実には(厳密にはわずかな混入は避けられないが)ほぼ純粋に一つの花から蜜を採集して作られた蜂蜜を採集することが可能である[170]。蜂蜜は主要な蜜源植物によってレンゲ蜜、アカシア蜜などと分類され[171]、蜜源植物が複数ある場合には「百花蜜」と呼ばれる[172]。人間の手で蜜がブレンドされた場合も百花蜜という[173]。
蜂蜜の風味や色は、蜜源となった花の種類によって異なる。同じ種類の花から作られた蜂蜜でも地域によって(主に採蜜法の違いから[† 20])品質が異なる[5]。国や地域によって好みが分かれる蜂蜜もあり、たとえばソバ蜜は日本で敬遠される一方、フランスではジンジャーブレッドの原料として重宝されている[175]。同様にセイヨウボダイジュ(シナノキ科)の蜂蜜はドイツやロシアでは最高級品とされるが、日本ではレンゲやアカシア、トチノキ、さらにはドイツではあまりに評価が低くミツバチの餌にされているナタネの蜂蜜よりも格が落ちる[176]。養蜂家の渡辺孝は、香りの強い蜂蜜が日本では敬遠され、ヨーロッパでは好まれる傾向があると指摘する[177]。中国では荊条(ニンジンボク、華北産が有名)、棗(ナツメ、華北)、槐樹(エンジュ、東北)、椴樹(ダンジュ、長白山)、荔枝(レイシ、華南)の花から採れた蜂蜜を「五大名蜜」と呼び、広く食されている[178]。
なお、一部ではミツバチが採蜜のために訪れるとは考えにくい花(スズランなど)や、開花時期の関係から採蜜が不可能な花(ウメなど)の名前を冠する蜂蜜が販売されていることもあり、注意を要する[179]。
アメリカ合衆国では、蜂蜜の色を基準にした分類法も存在する。ただし色が同じ蜂蜜の味が同じとは限らず、蜜源植物が同じであっても貯蔵される巣の状態によって色が異なる[180]。
採集された蜂蜜は液体であるが、これを固体の状態にした蜂蜜も存在する。具体的には粉末にしたもの[181]、飴玉状のものがある[182]。
アブラムシが分泌する甘い体液をミツバチが採集したものを甘露蜜という。これは厳密には蜂蜜の定義に当てはまらないものであるが、ドイツでモミなどの針葉樹に寄生するアブラムシに由来する甘露蜜がモミのハチミツ (Tannenhonig) として最高級品の扱いを受けるなど、ゲルマン諸国で人気が高い[183]。
小児科学者の詫摩武人は、臨床実験の結果、蜂蜜を与えられた乳幼児には砂糖を与えられた乳幼児と比べて発育がよく、下痢などの疾病の発症率が低下する、赤血球数および血色素量が増加するなど複数の好ましい現象が確認されたと報告している[184]。その他にも蜂蜜が乳幼児の発育の好ましい結果をもたらすという報告が多くされている[185]。ギリシア神話には、ゼウス[186][187]やその子ディオニューソス[188]が蜂蜜と羊の乳を与えられて育つ逸話が登場する。
しかしながら蜂蜜の中には芽胞を形成し活動を休止したボツリヌス菌が含まれている場合がある。通常は摂取してもそのまま体外に排出されるが、乳児が摂取すると(芽胞の発芽を妨げる腸内細菌叢が備わっていないため)体内で発芽して毒素を出し、中毒症状(乳児ボツリヌス症)を引き起こし、場合により死亡することがあるため、注意を要する[189]。芽胞は高温高圧による滅菌処理(120℃で4分以上)の加熱で不活性化されるが、蜂蜜においては酵素が変質するのでこの処理は不向きである[190]。日本では1987年(昭和62年)に厚生省が「1歳未満の乳児には与えてはならない」旨の通達を出している[191][192]。同省の調査によると、およそ5%の蜂蜜からボツリヌス菌の芽胞が発見された[193]。
トリカブト、レンゲツツジの花粉や蜜は有毒である[194][195]。ツツジ科植物の有毒性は古くから知られ、紀元前4世紀のギリシャの軍人・著述家のクセノフォンは兵士たちがツツジ属植物やハナヒリノキの蜜に由来する蜂蜜を食べ中毒症状を起こした様子を記録している[196]。古代ローマ時代にもグナエウス・ポンペイウス率いる軍勢が敵の策略にはまり、ツツジに由来する蜂蜜を食べて中毒症状を起こしたところを襲われ兵士が殺害されたという話がある[197]。
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