副島隆彦さんの
学問道場・・近代医学・医療掲示板より転載します。貼り付け開始。
[1600]ほんとに医者は足りないのか、考察 投稿者:おじいさん投稿日:2010/03/15(Mon) 14:18:20
医者が足りないと言うことが叫ばれて、医学部の定員が増え、最近では、新規の医学部増設も検討されております。
一般の総合病院で働く勤務医は確かに忙しい。 まず、患者の数が多すぎる。そして、検査が多すぎる。 そして、そこには健康不安で、ほとんどヒステリー気味になった、中高年以上の「年寄り」が大半を占める。くだらない病院機能評価の基準を守るため、書類攻撃、会議攻撃にあう。おまけに何の手当ももらえないのに、研修医を教育しろという。
病院経営者からはこういわれる。「ベットを入院患者で埋めろ、埋めた後はさっさと退院させろ。治ろうが治るまいが退院させなければ、赤字だ。」接遇としょうして、いまだに、患者に「様」付けをして、一般のサービス業と変わりない待遇を強制させる。これでは患者が、医師に対してサービス提供者として、対応に不満を述べたり、場合によっては暴力に至るのは必然と思われます。
ところで、こうして提供された医療によって、本当にコクミンは健康になり長寿になったのでしょうか?例えば、なぜ、日本ではこんなに自殺者が多いのでしょうか。
もはやほとんど助かる見込みのない人に、人工呼吸器をつけて、高額薬品を投与することが、防衛医療としての「善意」ととらえられている一方で、ブランド品を買うために自分の体を売る子供がいたり、酒飲みオヤジに殺されてしまう赤子がいるという、現象をどう理解したらよいのでしょうか。
教育費削減や失業によって、すさんだ生活があり、年収200マン前後の労働者が1000万人いるという現実のなかで、本当に意味があるのかないのかわからない、特定の、、というか、たっくさんの医療に対して、何兆円も税金が使われているという現実をどう考えればいいのか。
結論を言えば、不必要な医療さえしなければ、医者も看護士も、はっきりいって、今の10分の1くらいでいいと思います。
例えば、糖尿病(2型)や高血圧(本態性)も、普段の生活から変えないと何も変わりません。それは必ずしも医者が行う必要などないのです。テレビ、新聞でアナウンスすればいいのです。それで変えない人は、医者にかかったっていっしょです。多分これだけで、薬は100分の1くらいに減らせるでしょう。
ガン?これも一部を除き生活習慣病ではないですか?
特殊な難病については、あやしい薬剤がゴマンとありますが、あれも、検討の余地があります。「ロレンツォのオイル」みたいな病気は確かに不幸ですがそれを利用して儲けたり、迂回して税金を使うのはどうかと思います。
ようするに医者が足りないという言い方には一方で患者が多すぎるという見方があるわけで、要するに、不要な医療が多いと仮定すれば、(実際そうですが。)、患者は減るわけで、医者も少なくてすむ、、先日のキューバ医療を勧めるわけではないですが、参考にはなると思います。
cost perfomanceを考えれば、日本の医療がいかに悪いのか、、場合によっては害なのか、、コクミンの皆さんは早く気づくべきです。
労働人口の1000マンに近くが年収200マンなのに、、、終末期医療だけで、2兆円くらいは使われていると言われています。。ちなみにわたしは70歳以上の高齢者には、延命治療はしない方がよいと考えますし、(大半は医者のパフォーマンスで肋骨が砕ける。)、イギリスのように薬物の選択は狭くすべきと考えます。
「日本は薬の認可が閉鎖的。」という、プロパガンダにはそろそろ釘をさし、特に抗ガン剤については、コスパを考えて制限する。。。救急車は1回5千円とり、タクシー乗車をやめてもらう。以上の施策だけでも、10兆円くらいは浮きますね。
これにはとにかく若い人が選挙に行くことでしょう。若者を大事にする政治家を育てることでしょう。
[1598]Re[1595]: 患者よ、病院と関わるな 投稿者:奥田 正行 会員番号4341番投稿日:2010/03/14(Sun) 22:37:41
近藤誠「患者よ、ガンとたたかうな」を取り上げられましたので、ここ二,三年素人の私が、ガンの代替療法中の食事療法について、理解した結果を書かせていただきます。
ガンの食事療法は、
①免疫力を上げてガン退縮を狙う食事療法、例:マクロビオティック、ゲルソン療法
②炭水化物制限によりガン細胞増殖防止を目的とする食事療法、がある。
インターネット搭載のガン食事療法は、99%が金儲けのボッタクリである。金のかからないガン食事療法を探せば、本物に巡り会える可能性が高い。
このうち、炭水化物制限による食事療法の理論的根拠は次の通りである。以下の1.2は異論がない。3については、説が分かれている。
1 ガン細胞はブドウ糖の取り込みが多い。
ガン細胞は、嫌気性解糖でエネルギーを産生しているため、 正常細胞の何十倍も多くのグルコース (ブドウ糖)を取り込む。
1930年、ドイツのオットー・ワールブルグ博士は、ほとんどの癌細胞や癌組織(肝癌を除く)で、(嫌気性の)解糖系代謝が亢進していることを報告し、後にノーベル賞を受賞した。この現象は、ワールブルグ効果として知られ、臨床現場でFDG-PET(陽電子放射 断層撮影)による癌転移巣検出の理論的根拠である。
2 ガン細胞にブドウ糖を与えないことによりガン細胞の分裂・増殖が阻止できる。
ガン細胞にブドウ糖を与えないようにすれば、ガン細胞は分裂できなくなり、短期間に自滅すると考えられる。 また、解糖系阻害による抗がん剤の開発は、ここ2,3年アメリカを中心に進んでいる。
(京都大学医学部加齢医学講座 近藤祥司研究室 (京大病院老年内科))
3 よって、ガン細胞にブドウ糖を与えない食事(炭水化物制限食)をすれば、ガン細胞の分裂・増殖が阻止できる。上田昌司「食事を変えればガンは治る」
http://blog.livedoor.jp/cancerwilldisappear/ (批判)糖新生を理解していない。ブドウ糖不足時は、体内タンパク質、脂肪がブドウ糖に転換される。
グルコース(ブドウ糖)が不足すると、肝臓は、アミノ酸プールのアミノ酸をグルコースに変換する。
また、肝臓は、グリセロール(脂肪)からグルコースを合成する。
食欲を失い食べられなくなった未治療の癌患者が痩せ衰えて、何も食べられないのに、糖新生され、体は衰えてその糖で癌は成長する(ナイトロジェントラップ)。
「糖新生」:飢餓状態に陥った動物が、グルカゴンの分泌をシグナルとして、ピルビン酸、乳酸、糖原性アミノ酸などから、グルコースを再生する経路のことである。ほとんどは肝臓で、一部は腎臓で行われる。
(反批判)生きるための最小限のブドウ糖は蛋白質や脂肪から作られる。
それらは少量であるから、ガン組織はそれでは足りず死滅するが、正常組織はその程度のブドウ糖で十分生きてゆける。基本的にガン細胞よりも正常細胞のほうが強い。
1日1000キロカロリー以下とすれば、ガンは縮小する。 糖新生中心のブドウ糖供給であれば、ガンん細胞への余分なブドウ糖生成を防ぐことができる。
泰三著「ドキュメント断食道場」(春秋社)にガンの断食療法の目安として1日1000キロカロリー以下と記載がある。
一日の摂取カロリー:「ドキュメント断食道場」
200-300 速いスピードでガンが縮小する。
400-600 少しずつ縮小する。
1000 ガンの縮小はストップする。
1200以上 ガンはゆっくり増大する。
一日の炭水化物摂取量:「食事を変えればガンは治る」
20-30グラム ガンは急速に縮小する。
40-60グラム ガンはゆっくり縮小する
100グラム ガンの縮小はストップする。
120グラム以上 ガンはゆっくり増大する。
貼り付け終り。
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