塚本が、ドラム・スティックだったか、チキン・ウイングを食べた後、骨の捨て場に困っていたが、僕は雑談に講じ、時間がすぎました。「塚本、骨はどうした」、「あの角のおじさんに捨ててもらいました」、「あのね、あのおじさん、誰だか知っている」、「?」、「Steven. A. Rosenbergだぞ」。塚本が腰を抜かしたのは、言うまでもない。
Rosenbergのグループの臨床カンファレンスにも出席したが、当時、IL2の容量制限因子として問題となっていた「血管漏出症候群(vascular leakage syndrome)」、血管から体液が漏れ出て、心臓を圧迫する、の対処から、インターフェロンの併用まで、時代の最先端(End of beginning)を見学できた。