サリドマイドは、妊娠時「つわり」の治療に用いられていたが、
≪血管新生阻害作用のため≫奇形の原因となることが分かり使用が禁止された。その後、らい病や多発性骨髄腫に有効なことが分かり、これらに使用が認められた【二次的適用】。
近年、一部の薬剤が一次適用(initial indication)以外の疾患に効果がある可能性が示され、次の薬剤の二次的適用(subsequent indication)の臨床研究に予算がついた*。
AZT(腫瘍)→【AIDS】、 Ceftriaxone(細菌感染)→【筋萎縮性側索硬化 症】、 Hydroxyurea(がん)→【鎌状赤血球性貧血】、 Metformine(2型糖尿病)→【乳がん】、 Pioglitazone(2型 糖尿病)→【肝脂肪変性症】、 Raloxifene(骨粗しょう症)→【乳がん】、 Tamoxifen(乳がん)→【双極性障害】
この他、認可はされていないが、スタチン(高コレステロール血症)や βブロッカー(高血圧症)の【乳がん】への効果が俎上にあがっている。
* Kaiser J. NIH's Secondhand Shop for Tried-and-Tested Drugs
Science 332: 1492 JUNE 2011
リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com 拙著「
癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(
正誤表)(2011年8月の記事、小校正)
blog.livedoor.jp/leeshounann/archives/51846780.html敬愛するリー先生ちから転載しました(改行、赤文字着色は勝手にしました)。
*国民の生活が第一「脱原発・反消費税・反TPP」です!!
・千早さん
『止めろよ原発!』 - みんなで歌おう 反原発ソング
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