
子供を遊ばせるための施設(プレイセンター)で、一瞬目を離した隙に3歳の娘を見失ってしまった母親は、パニックになった。
だが、過去にSNSで拡散されていた「大声で子供を探す方法」を実践したところ、ものの数分で娘を見つけることができたという。
その方法は、子供の名前を大声で呼ぶことではない。周囲の人が探す手がかりになる子供の服装などの外観を叫ぶのだ。
プレイセンターで3歳の娘を見失った母
今年初め、アメリカ・オハイオ州に暮らすクリスタ・パイパーさんは、地元の科学博物館に併設された巨大なプレイセンターに、息子と娘の子供2人を連れて行った。
パイパーさんの娘リリーちゃん(3歳)は、パイパーさんが他の母親とおしゃべりをしている間、あちこちのアトラクションを行ったり来たりして、楽しそうに遊んでいた。
ハイパーさんは隣にいる母親と会話をしながらその様子を見守っていたのだが、一瞬目を離した隙に、リリーちゃんの姿を見失ってしまった。
プレイセンターは広く、スペースにはさまざまな隠れ場所もあり、一旦子供を見失うともうわからなくなってしまう。

パニックになり始めたパイパーさんは、リリーちゃんのお気に入りの遊び場へ走り、娘がそこにいるかどうかを確認した。
しかし、リリーちゃんはいなかった。
「あなたも一緒に探して!」と息子に頼み、パイパーさんはリリーちゃんの名前を大声で呼び、探し続けたが、その時、ふと1年ほど前にTikTokで拡散されていた動画を思い出した。
それは、「大声で子供を探す方法」で、パイパーさんは今こそ自分がこれを使う時だと確信した。
「迷子の子供の外観を大声で叫ぶ」方法で数分後に発見
パイパーさんが見た動画というのは、ある母親がスーパーマーケット内で子供を見失った時に、どのようにして素早く見つけることができたか、というものだったようだ。
自身の動画でパイパーさんはこのように説明している。
私は、娘の名前を呼ぶのをやめて、「女の子、ピンクのシャツ、ピンクのミニーマウスのシャツ!!」と叫び始めました。しかし、パイパーさんが娘の外見的特徴を叫んだことで、プレイセンターにいる他の親たちの注意を引くことになり、周りの親も迷子がいることに気付いたという。 すると他の親たちが次々とパイパーさんの呼びかけを、また別の親たちに伝え、その情報はどんどん広がっていったという。
おそらく娘の年齢や髪の色を入れるべきだったのですが、とにかく思いついた最も簡単な方法で叫び続けました。
その間も、娘は「小さな忍者」のようにちょこちょこ走り回るので、もしかしたらプレイセンターから出て行ってしまったのではとも思い、とても心配しました。
この方法を試してから、ものの数分で、見知らぬ母親がリリーちゃんを発見し、どこにいるかを正確に知らせてくれた。
パイパーさんは、1年前にTikTokで話題となった方法が本当に役に立ったことに感謝し、娘が見つかったことに心から安堵した。