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■375年の時を経て明らかとなった海底大陸「ジーランティア」の謎に迫る

カラパイア:375年の時を経て明らかとなった海底大陸「ジーランティア」の謎に迫る 2023年03月26日より転載します。
貼り付け開始、

https://karapaia.com/archives/52321305.html


海底大陸ジーランティア

 地図を調べてみれば、地球にはおよそ7つの大陸が記されている。だが実は、海に沈んだ8つ目の大陸がある。その大陸を「
ジーランディア」という。

 それは、ニュージーランドやニューカレドニアの周辺にある、世界最小、世界最薄、世界最年少の大陸で、その9割以上が海の底にある。現在見えているのはほんの一握りの島だけだ。

 世界最小といっても、面積は490万平方キロでインド亜大陸に匹敵する。それなのにほとんど知られていないのは、その存在がはっきり証明されたのが、2017年とつい最近の話だからだ。

 この発見までには、一番最初にヨーロッパ人がその大陸を目にしてから、じつに375年の歳月が流れている。


始まりはニュージーランド発見から


 ジーランディアの存在が証明されたのはつい最近のことだが、そこに大陸があるという伝説は大昔からあった。

 地球球体説を信じた古代ギリシャの知識人は、当時知られていた大陸がどれも北半球に偏っていたことから、南半球にも大陸があってバランスがとられているはずだと考えたのだ。

 大航海時代、そんな伝説の大陸探しを命じられたのが、オランダの探検家で、オランダ東インド会社に勤務していた
アベル・タスマンだ。

 1642年8月14日、タスマンは2隻の小型船でインドネシアのジャカルタを出発し、やがてニュージーランドの南島にたどり着いた。

 これはヨーロッパ人による初のニュージーランドの発見だったのだが、あまり平和的なものではなかった。

 タスマンは、そこに暮らしていたマオリ族と争いになり、死者を出すような流血沙汰になる。

 タスマンはその運命の地を「ムーデナーズ湾(人殺しの湾)」と名付け、せっかくの新天地に降り立つことなく、帰路についた。

 だが、少なくとも彼は南方大陸(当時はメガラニカと呼ばれていた)を発見したと信じていたようだ。今にしてみれば、彼は本当に正しかったのだ。

インスタグラム省略

ジーランディア最初の証拠が見つかる

 次にヨーロッパ人がニュージーランドを訪れたのは、およそ100年後のことだ。

 1769年、イギリスの地図製作者ジェームズ・クックは、エンデバー号による科学航海の最中、ニュージーランドを訪問。ここを一周してニュージーランドが島であることを明らかにする。
 さらに100年後、ジーランディアの存在を示すもっと直接的な証拠が初めて見つかる。

 1895年、スコットランドの自然科学者ジェームズ・ヘクターは、ニュージーランド南岸に浮かぶ島々を対象とした調査航海に参加。最終的にニュージーランドは水没した大きな大陸の残骸であると結論づけた。

 ヘクターの発見は画期的なものだったが、それによってジーランディアの研究調査に勢いがついたわけではなかった。

 第8の大陸はロマンを感じさせはしても、並大抵の努力では発見することができない。それだけの労力とコストに見合うメリットがない以上、誰も急いで探し出そうとはしなかった。
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ジーランディアの範囲 / image credit:public domain/wikimedia


タスマンの航海から375年後、ついにジーランディア発見へ

 
 だが1960年代になると、ようやく変化の兆しが見えるようになる。

 この頃、大陸の定義についての地質学者たちの議論に決着がついた。

 彼らが合意した大陸とは、「標高が高く、さまざまな岩石が存在し、厚い地殻を持つ地質地域」である。これが重要なのは、第8の大陸の存在を証明するための土台となってくれるからだ。

 さらに1995年、アメリカの地球物理学者ブルース・ルエンダイクが、「ジーランディア」という名称を提案し、第8番目の大陸というアイデアは再び注目されることになる。

 ちょうど同じ頃、国連海洋法条約が発効した。これによって各国は、海岸から200海里までの「排他的経済水域」のさらに先に広がる、大陸棚の資源を採掘する権利を主張できるようになった。

 国家にとっては、これが水没した大陸探しを支援する直接的な動機となった。

 ニュージーランドは、自国がただの島ではなく、大きな大陸の一部であると証明できれば、領土を6倍に広げることができたのだ。

 ニュージーランド政府は、研究者を後押しするべく調査予算をたっぷりと用意して、ジーランディアの証拠を集めさせた。

 ニュージーランドがオーストラリアに匹敵する海底大陸の一部であると発表されたのは2017年。タスマンによる南島発見から375年後のことだ。これによって第8番目の大陸の存在が証明された。

 大陸といっても、そのほとんどは海中に沈んでいる。海の上から見える姿は、ニュージーランド、フランス領ニューカレドニア、オーストラリア領ロード・ハウ島とボールズ・ピラミッドといった島々にすぎない。

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photo by iStock


約400年たった今も謎めいたジーランティア大陸


 こうして発見された第8番目の大陸ジーランディアは、タスマンの冒険から400年近く経った今でも多くの謎に包まれている。

 かつてゴンドワナ大陸の一部だったジーランディアは、どのようにしてそこから切り離されたのか?

 恐竜をはじめ、そこにはどのような動物が住んでいたのか? ニュージーランドにも現れている奇妙なねじれはどのようにして形成されたのか?

 この海底大陸には、専門家を惹きつけてやまないいくつものミステリーがある。
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ジーランティアの海底地形、赤部分の水深が浅い / image credit:public domain/wikimedia

 ジーランディアの発見は、困難な状況に負けることなく忍耐と情熱をもって取り組んできた冒険者と研究者の物語だ。

 同じ忍耐と情熱が、いつの日かそうしたミステリーを解明してくれるかもしれない。


References:The missing continent that took 375 years to find / The missing continent that took 375 years to find - BBC Future / written by hiroching / edited by / parumo






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貼り付け終わり、







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