貼りつけ開始
ナゾロジー
まるでSF! 竹林で編隊を組んで飛行するドローン隊 -------------------------------------------------------
https://nazology.net/archives/108788 2022.05.06 Friday
まるでSFのようなドローン技術が登場しました。
中国・浙江大学に所属するロボット工学者シン・ジョウ氏ら研究チームが、
編隊を組んで飛行できるドローンを開発したのです。
実験では、10機ものドローンが互いに情報共有しながら、
隊形を崩さずに竹林を飛行できました。
自然保護や災害救援、軍事への利用が予想されます。
■ 編隊を組んで飛行するドローン 新しく開発されたドローンは手のひらサイズであり、
ジュース1本よりも軽くつくられています。
手のひらサイズの軽量ドローン https://nazology.net/archives/108788/fireshot-capture-561-swarm-of-micro-flying-robots-in-the-wild-all-youtube-www 自律的に飛行し、障害物を避けつつ目的地までたどり着けます。
そして重要なポイントは、複数の機体で編隊を組んで飛行できる点にあります。

これまでにもドローンの編隊飛行はテストされてきましたが、
それらは障害物のない場所で行われていました。
ところが新しいドローン群体は、
ランダムな障害物であふれている竹林で、隊形を崩さず飛行できます。
Fei Gao
Swarm of Micro Flying Robots in the Wild [All] 1'47"
2022/05/05
115,743 回視聴
スイス連邦工科大学ローザンヌ校のロボット工学者エンリカ・ソリア氏も、
「 構造化されていない自然環境で、ドローン群体が飛行するのは、これが初めてです 」
と述べています。
動画では10機のドローンが編隊を組んで飛行していますが、
互いに衝突したり、障害物に当たったりしていません。
では、これらのドローン群体は、どのようにして隊形を維持しているのでしょうか?
また編隊飛行にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
■ 情報共有しながら最善のルートを飛行するドローン隊 各ドローンには、距離情報を取得する「 深度カメラ 」や
高度を計測する「 高度センサー 」が備わっています。
そして得られた情報をドローン隊で共有し、周囲の地図を作成。
これにより1機だけでは導き出せない「 最善のルート 」を算出できるのです。
共有された情報で各ドローンのルートが決定されるため、隊形が崩れないのですね。
情報を共有して最善のルートを算出する -----------------------------------------
https://nazology.net/archives/108788/fireshot-capture-565-scirobotics ※ 下側の図は、時間軸と地図を一緒にしたもの。
ドローン隊は左側から竹林に侵入し時間距離を経て右側に出ていく。
しかも各ドローンは、GPSなどの外部情報に依存していません。
そのため自然災害時などでも、ドローン隊が現地の情報を集めつつ、
その場で最善の決定を下せます。
例えば、地震の被災地にドローン隊が送り込まれると、
被害状況を確認し、どこに救援を送るべきか、
被災者をどこに送り届けるべきか判断できるでしょう。
飛行時間が限られるドローンだからこそ、
群体による素早いアプローチと判断が効果的なのです。
また、ドローン隊の能力は追跡任務でも役立ちます。
隊形を保ちつつ追跡する
https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/05/128c79e8e8ae29f868b18eee104f6e1f-900x566.jpg ドローン群体のうち、1機さえターゲットを見失わなければ
目的を達成できるからです。
どんな動物や人間も、広範囲にアンテナを張り巡らす
ドローン隊から逃れることなどできないでしょう。
さて、ここまで考えると、編隊飛行できるドローンが
今後どのように利用されるのか気になるかもしれません。
研究チームは、自然保護や救援活動に言及していますが、
軍事に利用される可能性は大いにあります。
もしかしたら将来、武器を搭載した自律型ドローン隊が
チームプレイしながら、人々を襲うことがあるかもしれません。
まるでSFのような内容ですが、現在、技術的にはほぼクリアしています。
研究の詳細は、2022年5月4日付の科学誌『 Science Robotics 』に掲載されました。
Science Robotics
Swarm of micro flying robots in the wild ------------------------------------------------------------
https://www.science.org/doi/10.1126/scirobotics.abm5954 4 May 2022
※ ここに2本のビデオ。
1本目は、上の YouTube クリップの完全バージョン。
2本目は、ストップモーションに依る竹林内動作の解説ビデオ。
< newsNueq-3769:追記 : 氣死堕首相、シティで公約「 原発に150兆円投資! 」 >
< newsNueq-3769:追記2「 新日英同盟 + J-BIT同盟 」
:氣死堕首相、シティで公約「 原発に150兆円投資! 」 >
及びその関連情報でにコメントしたように、
「 Neo心神 = 新ゼロ戦2 」は、重工の機体 + 石川島播磨のエンジンだけで
世界最強の戦闘機となる。
が、第5世代は「 クラウド空中戦 」となる。
クラウド空中戦のコアとなるAIテクノロジーで日本は2週遅れの状態。。。。。
第5世代では、人間が操縦する戦闘機が旗艦機となり、
その周囲をドローン戦闘機・ドローン爆撃機が編隊飛行する状態となる。
まだどの国もその完成形を見いだせてない。
課題は、
1)ドローン爆撃機はすでにあるが、
ドローン戦闘機は未開発。
2)ドローンの自立編隊飛行技術が確立できてない。
今回の浙江大学の竹林自立編隊は、この2)の課題をクリアしたもの。
2)がクリアできれば、1)はすぐに達成可能となる。
昨年、イギリスとの「 Neo心神 = 新ゼロ戦2 」共同開発に
アメリカの参加が決まったのは、このクラウド戦AI技術の為。
尤も僕は、このコア技術はアメリカではなくイギリスが持ってるものと考える。
AIクラウド戦を最初に提唱したのがイギリスということもあるが、
第2次世界大戦前以降の華々しいアメリカの新次元の科学技術のすべては
実はアメリカのものではない。
すべては、イギリス・ドイツ・日本の技術でしかない。
何れにせよ、今回の発表で中国が一歩先に抜きん出たことが明らかとなった。
さて、英米日伊同盟は、これに追いつき、追い越すことができるか?
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nueq
貼り付け終わり、
※nueq さん解説。
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