貼りつけ開始
日経新聞
習近平氏の唐突な「 全世界安保 」構想 太平洋進出の布石 ------------------------------------------------------------------------
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK233DQ0T20C22A4000000/?unlock=1 2022年4月27日 0:01
< 抜粋 >
博鰲(ボーアオ)アジアフォーラムの21日、
習近平はオンライン演説で
「 グローバル安全保障イニシアチブ 」を提唱した。
博鰲アジアフォーラムでオンライン演説をする習近平国家主席
( 21日、中国・海南省博鰲 )
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO1859151023042022000000-1.jpg?ixlib=js-2.3.2&w=638&h=399&auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&q=45&fit=crop&bg=FFFFFF&s=ec5c5e5346d0b4d9562909b998003505 全世界を包み込む安全保障 ――。
まるで、かつて中華世界の全てを仕切った皇帝を思わせる大ぶりな話だけに、
各国の駐在外交官らは本国から「 一体どういう意味なのか 」と迫られているが、
と習近平の説明が、抽象的な漢語、成句の羅列にすぎないため、
分析できず、面食らうばかり。
習は、中国が米国に伍する大国として参画する多極化世界の実現へ、
米国の力を徐々にそぐ壮大な長期戦略について、中国的な語彙で説明している。
秋の共産党大会でトップ3選を狙う「 箔付け 」という内政上の必要性も絡んでおり、
外国人の頭にすんなり入ってこないのは当然だ。
■ どの国も反対できない大枠を提示 中国は常套手段として、
まず、どの国も反対できない大きすぎる枠組みをドーンと提示する。
万一賛同しなくても、少なくとも反対だけはできないよう
関係各国に圧力をかけた後、得意の囲碁の攻め方で
米国という大きな敵を追い詰める戦略だ
習は中学生の頃からの囲碁の愛好者だ。
国家主席に就いて間もなく、北京大学で囲碁の試合を観戦した際、
ある学生の強烈な攻め手に感心し、
「 中国外交もこの学生を見習うよう希望する 」と語った。
耳にした中国外務省幹部らは肝を冷やした。
中国外交の攻めの甘さを批判されたも同然なのだから。
後に目立つようになった中国の「 戦狼外交 」にみえる強硬さは、
このあたりに源がある。
今回の場合、反対できない大きな枠組みは、全世界を包み込む安保だ。
過去に習が誰も反対できない言葉として提唱済みの
「 人類運命共同体 」の延長線上にある。
人類運命共同体は、すでに中国のイニシアチブとして
国連の関連文書などに相当数、押し込んでいる。
習演説の直前、中国は南太平洋のソロモン諸島とだ安全保障協定を結んだ。
こちらも具体的な中身は公表されていない。
※ このニュース、先日来配信したいと思いつつなかなか出来ないでいる。
今日はかなりあれこれ配信予定で、僕に課せられてる
一日配信制限をオーバーしそうなので、今日も無理!
今回中国が提起したグローバル安保イニシアチブと
TPP、DEPAへの加盟意欲は
太平洋を巡る経済権益に触手を伸ばし、
米国に対抗する強い意志とすべてつながっており、一体だ。
しかも、都合のよいことにTPP、DEPAの両枠組みとも米国の存在感は薄い。
加盟を果たせば、巨大な市場を持ち、
国際政治・経済上の発言力も強い中国の独壇場になりうる。
※ DEPA( デジタル経済パートナーシップ協定 )
シンガポール、ニュージーランド、チリが20年に合意した協定。
中国は2021年11月、DEPAに加盟申請。
中国としては人工知能など先端分野の基準づくりへの参加によって
域内貿易で存在感を高めたい。
DEPAの3ヶ国はブルネイと共に
環太平洋経済連携協定(TPP)の原型をつくった。
中国は21年9月、TPP加盟を正式申請している。
習はボーアオ演説でTPP加盟への意欲も語った。
■「 激安通販 」のような中国の大宣伝 ( 一帯一路など )過去の中国の対外戦略から類推すると、
それはテレビ、インターネットで激しく宣伝する激安通販に似ている。
宣伝文句を聞くと、今すぐ買わなきゃ損をすると思って
申し込んだり、受け入れたりしてしまうが、後からかなり高く付く。
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nueq
貼り付け終わり、
※nueq さん解説。
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