fc2ブログ

人生は死ぬまでの暇つぶし  自然にその日を迎えるまで、サバイバル(健康・経済・社会情勢・天変地異・・・)  真実、真相、本質、一を知りたい

■ウクライナ情勢の理解に不可欠。「アゾフ大隊」と紛争を煽った米国務次官の正体

MAG2 NEWS:ウクライナ情勢の理解に不可欠。「アゾフ大隊」と紛争を煽った米国務次官の正体2022.04.19より転載します。

貼り付け開始、

https://www.mag2.com/p/news/536210

shutterstock_1833887374
 


【関連】プーチンは本当に侵略者なのか?米国こそがウクライナ紛争の責任を問われる理由

高野孟さんのメルマガご登録、詳細はコチラ

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年4月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟氏たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

ウクライナ情勢を理解するための頭の体操/現象に振り回されずに実体・構造を析出しよう


普通、物事の認識は「現象から本質へ」と進むとされるが、そこには落とし穴があって、主張したい本質を最初から設定しておいてそれに都合のいい現象だけを掻き集めて立証した風を装うということがしばしば起こりうる。今で言えば、プーチンが悪魔であるという“本質”を際立たせるためにウクライナ市民がむごたらしく殺された映像をこれでもかと並べるといったことである。

これに引っかからないためには、現象論からいきなり本質論に舞い上がってしまうことを避け、その間に実体論の領域をできるだけ広く設営することである。実体論とは、例えば諸現象の束がどれほどの量をなしていて、それと相反する別の諸現象の束があるとすればその両者が生み出すベクトルはどちらを向いているのか、といったことである。現象をバラバラで感じるままに受け取るのでなく、それらが織りなすその問題の実体・構造を炙り出して、そこからゆっくりと本質論のレベルに向かうのである。

高野孟さんのメルマガご登録、詳細はコチラ

 

「アゾフ大隊」


前号で取り上げたエマニュエル・トッドの文春論文で、彼がマリウポリが激戦地となる理由について「ネオナチの極右勢力『アゾフ大隊』の発祥地だからだ」とサラリと触れていることについては、先週の「日刊ゲンダイ」コラムで注意を喚起しておいた(本号FLASH欄参照)。

マリウポリが「アゾフ大隊」の発祥地であるだけでなく戦略拠点であって、そこを死守すべく恐らく外国人義勇兵を含む数千人規模の同大隊の部隊が潜伏してロシアの精鋭=特殊部隊と戦っていると考えられてきた。米欧を含めたプロの観察者は、この戦争の1つの重要な要素が「アゾフ大隊」の動向にあることを知っているので、その実体論的視点からマリウポリを見ているが、マスコミは相変わらず「ロシア軍が市民を殺した」一本槍である。

「アゾフ大隊」は、Wikipediaにもあるように、今は一応形の上ではウクライナ軍の翼下に組み込まれた「国家親衛隊」ということになっているが、元々はウクライナの大富豪イーホル・コロモイスキーが私費を投じて組織した民兵集団で、国内のみならず欧州各地の反ロシア派、白人極右、ユダヤ過激派、ネオナチなど雑多なならず者集団が義勇兵として流入し同床異夢をなした。最初の司令官は白人至上主義的な人種差別思想の持ち主アンドレイ・ビレツキーで、彼は今もこの部隊の一部に影響力を持っていると言われる。

そのように、国家親衛隊として軍制に組み入れられたと言っても、それと外部のならず者集団との見境がつかず、そういう一部の戦闘行動をマスコミが「市民の抵抗」などと報じるのでますます訳が分からなくなる。

ちなみに、コロモイスキーのコングロマリットの一角に8つのチャンネルを持つテレビ局があり、そこでコメディアンから俳優に転じたゼレンスキーがドラマ『人民の執事』で大統領役を演じて人気を博し、本当の大統領になるきっかけを掴んだ。コロモイスキーはウクライナのユダヤ人共同体の有力指導者の1人でもある。最近はスイスと米国を行き来していたが、州知事時代の不正蓄財を理由に21年4月に米国入国が禁止された。


「ヌーランド国務次官」


もう1つ、トッドがさりげなく触れているのは、ヌーランド米国務次官とそのネオコン一族についてである。

「ミアシャイマーのような冷静な現実主義者がいる一方で、米国には国務次官のビクトリア・ヌーランドのような断固たるロシア嫌いのネオコンもいて、破滅的な対外強硬策を後押ししている。ヌーランドの夫はネオコンの論客ロバート・ケーガン。その父はギリシャ古代史の大家ドナルド・ケーガンで、弟は軍事史家のフレデリック・ケーガン。その妻のキンバリー・ケーガンは戦争研究所(ISW)所長で、まさにネオコン一家。西側メディアには戦争研究所の『ロシア侵攻図』が溢れているが、これを鵜呑みにしていいのか疑問が残る」

ビクトリアは、2014年には米国務省欧州・ユーラシア担当次官補で、マイダン広場で市民の民主化デモが始まるとすぐに現地に姿を表し、市民に飴玉を配ったりした。彼女と、根っからの反共主義者であるジョン・マケイン上院議員がウクライナの民族派・反露派の指導者と面談して支援を約束したことから「マイダン革命」が起きた(本誌No.1136に再録したNo.725「ウクライナ/クリミア争乱の深層」参照)。トランプ政権の間は公職を離れていた彼女は、昨年5月にバイデンに呼ばれて国務省に戻り、今では同省の“魔女”と呼ばれている。「ロシアが怖いぞ」とキャンキャン吠えてばかりいるブリンケン国務長官は彼女の飼い犬にすぎない。

義弟の妻のキンバリーはアフガンやイラクの現地司令部周辺でスタッフとして働いた経験から、日々の戦闘の実相を報じることの重要性に目覚め「戦争研究所」を設立、今はウクライナ戦争の主要な戦闘地域の様子を地図入りで解説し、NHKニュースなどでも何の注釈も付けずにその図版などを使っているが、トッドの言うとおり世界はあまりこれを信用していない。

このような血縁を含む人脈関係は、実体・構造論にとって大事な要素の1つである。

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年4月18日号より一部抜粋・文中敬称略。全文はメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』を購読するとお読みいただけます)


貼り付け終わり、








関連記事
コメント
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

タマいち

Author:タマいち

こんにちは ♪
漢方と生薬の匂いが大好き ♪
花の80代 ♂、
朝が迎えられたことに感謝!
小便が出る事に感謝!
おまけの人生を楽しんでまーす(^^♪

サバイバルに必要な情報の収納庫!
転載はご自由に、ご勝手にどうぞ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ウイルスは怖くない  (24)
ワクチン・ウイルス (96)
新型コロナウイルスとは (40)
新型コロナウイルス(2019-nCoV) (324)
新型コロナワクチン:仕組み&副反応 (218)
2019-nCoVの特効薬 (49)
予防接種を拒否する方法 (16)
下痢・ノロウイルス (11)
狂犬病 (4)
MMS (2)
梅毒 (3)
イヤシロチ化 (1)
重曹 (2)
ソマチッド・ケイ素・テラヘルツ鉱石 (20)
子宮頸ガンワクチン&添加物 (56)
カンジダ症:リーキーガット症候群、癌 (20)
がん、ガン、癌、悪性腫瘍 (57)
ヒート・ショック・プロテイン (1)
ラプンツェル症候群 (1)
パーキンソン病 (1)
ミトコンドリア (3)
エボラ出血熱 (45)
多発性硬化症 (1)
光触媒 (1)
元素転換 (1)
抗生物質 (3)
舌診 (1)
火傷 (5)
睡眠 (24)
歯 (28)
虫垂炎 (2)
骨粗鬆症 (1)
口内炎 (1)
歯周病 (3)
片頭痛 (4)
耳鳴り (3)
毛染め (4)
甲状腺 (0)
ADHD (8)
自閉症 (7)
砂糖類 (3)
コーヒー (19)
タバコ (3)
胆石 (2)
肺 (2)
死 (61)
不食 (4)
断食 (6)
美容 (3)
風邪 (6)
輸血 (4)
蜂毒 (14)
日本蜜蜂 (47)
蜂蜜の効用 (8)
月経は無いのが自然 (4)
更年期症状 (3)
母子手帳 (2)
フッ素 (6)
漢方薬 (21)
静脈瘤 (1)
白内障 (2)
花粉症 (7)
重金属毒 (1)
玄米菜食 (3)
心臓疾患 (4)
生卵は駄目 (3)
細胞の脳 (19)
腸内細菌 (2)
自己免疫疾患 (8)
腸:免疫システム (21)
第7の感覚・リンパ系・免疫系 (3)
ピロリ菌 (5)
多剤耐性菌 (11)
風味増強剤 (1)
キシリトール (1)
茶カテキン (2)
食品添加物 (4)
遺伝子組換え (31)
トランス脂肪酸 (2)
アスパルテーム (4)
メープルシロップ (1)
認知症&ケトン体 (27)
DNA (109)
ストレス (1)
コレステロール (1)
分子栄養学三石理論 (105)
分子栄養学(三石理論)入門編 (27)
分子栄養学(三石理論)上級編 (109)
分子栄養学(三石理論)コラム編 (18)
三石理論:医学常識はウソだらけ (1)
分子栄養学(三石理論)栄養素編 (21)
分子栄養学(三石理論):マイコプラズマ肺炎 (4)
医療・薬剤の実体(まとめ・保存版) (54)
医療・薬剤の実体(放射線) (1)
病気はクスリで作られる (6)
医療・薬剤の実体(がん) (2)
鍼灸指圧 (7)
医療・薬剤の実体 (903)
政治・経済・社会 (815)
文明800年周期 (1)
覚せい剤・麻薬 (21)
大麻 (23)
言論封殺 (0)
不正選挙 (15)
乳酸菌(豆乳ヨーグルト) (13)
グルンバ・乳酸菌軍団 (198)
飯山さん(日本仙人道) (0)
飯山一郎 保存版 (9)
飯山一郎さん (244)
乳酸菌同盟 (16)
乳酸菌 (30)
黄金の金玉団 (46)
nueqさん (2778)
達人さん (19)
宝石 (131)
写真 (141)
宇宙 (286)
物理 (65)
数学 (9)
太陽系 (21)
電磁波 (103)
宇宙全史 (24)
リザムの宇宙 (36)
銀河ネットワーク情報 (9)
その木に成って55さん (55)
シドニーおちんさん (3)
写真&未来の変え方 (22)
シドニーおちんの地図のある旅 (12)
意識を集中すると何かが起こる (3861)
飯山さん『放射性セシウムの無害化』 (3)
放射線レベルを1/10に操作 (4)
不思議な茨城県北部地震 (5)
原発再稼動&新設反対 (259)
ガイガーカウンター (4)
モルジェロンズ病&ケムトレイル (16)
ケムトレイル観察紀行(写真) (34)
ケムトレイル・気象操作 (308)
ケムトレイル保存版 (86)
HAARP (41)
サバイバル(術編) (208)
放射能「ぶらぶら病」 (5)
放射能被曝による鼻血 (46)
ホルミシス効果(放射能) (1)
放射能からのサバイバル (335)
放射能からのサバイバル 保存版 (20)
分子栄養学(三石理論)放射性物質対策 (1)
サバイバル「三脈の法・眼脈の法」 (9)
八ッ場は毒ヒ素ダム (1)
シオンの議定書 (2)
お金の仕組み (12)
ネットは危険 (174)
日本国支配 (26)
大東亜戦争 (1)
ノーベル賞 (1)
STAP細胞 (137)
ビルゲイツ 軽井沢別荘 (6)
フルベッキ写真 (0)
老子「道徳経」 (4)
奥の院:保存版 (48)
奥の院 (68)
バランサー:工作員 (11)
日月神示~奥の院 (4)
ユダヤと世界の歴史 (7)
会社化で支配 (28)
エンパス (1)
韓国関連 (0)
日本自立 (12)
偽旗作戦 (1)
集団ストーカー (88)
経済 (115)
間違い (18)
アヌンナキ (4)
地球なんでも鑑定団 (12)
温暖化:原発温排水 (5)
台風15号 (34)
NBBさん (2)
未分類 (4469)
ブロとも一覧

熊本!365歩の街(マーチ)!!

独りファシズム Ver.0.3

だいだいこんの日常~抗がん剤は毒ガスなので保険適用をやめましょう~

アギタの神が住む鎮守の森

やっぱり、毎日がけっぷち

石橋を叩いて割れ!

さんたブロ~グ

                         悪がきboy's ベル&タイガー

マトリックス脱出

シドニーおちんの、これが今の精いっぱい

シドニーおちんのこれが今の精いっぱい2

何てことはない日々

光軍の戦士のブログ
検索フォーム
リンク
飯山です