今回も、
副島隆彦さんの学問道場・気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板より、貼り付けます
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医学の進歩とは?投稿者:会員番号3785番投稿日:2010/02/28(Sun) 13:32:35
1年半ほど前に会員になりました。会員番号3785番です。
この話題も本来、「近代医学・医療掲示板」に投稿するべき内容だと思いますが。これまでの流れでこちらの掲示板に掲載させてください。
おじいさん様、えいちゃん様、その他会員の方々で医療に携わる方々に質問があります。
「医学の進歩とは」なんでしょうか。私は常々疑問に思っていました。医学が進歩したとするならば、人間の体位が向上し、年々病人も病気の種類も減り、病院も患者の数が減少して経営困難になる。そして薬剤の売上高も減っていくのではないでしょうか。
医学というものが正しければ、医学の進歩→健康の増進→病気・医薬の減少というサイクルで回るはずですよね。にもかかわらず、現実は逆です。医学の進歩→患者の増加→病気・医薬の増加となっています。
理屈では正しいはずなのに、現実の結果が逆だとするならば医学のどこかに欠陥があるとしか思えません。
ですから、私は「医学」というものに疑問を持っています。自分の命を預けるものですから。
皆様は「医学」に疑問を感じませんか?
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質問にお答えします 投稿者:おじいさん投稿日:2010/02/28(Sun) 15:30:39
会員番号3785様、レスポンスありがとうございます。
他に掲示板があったのですね。すいません。初投稿で不慣れなものでお許しください。
医学の進歩とは、正論としては、世界中から病気がなくなり末永く健康で生きるための手段だと思います。
タダ現実は、ごくわずかな例外を除いて、「医学の進歩」とは金儲けだと思います。だから正確には「進歩」ではなく、「退化」しているというのが実情です。
進歩すれば医療費が減るはずという理屈に対しては、進歩して新しい病気が、もっと難しい病気がみつかり、それに対応しているから「医療費は増えている。」と、ヘリクツをこねられるでしょう。
たとえば、精神科には法廷闘争や「奇っ怪な事件」でよく登場する、アメリカ精神医学界の作成したDSMという診断基準マニュアル本があります。
私はこのマニュアルにより世界中の医療がドン底に落ちたと考えております。何が問題かというと、これまで病気と考えられていなかった、「性格」や「誰にでもあるちょっとした不安」などが、医学の治療対象としての、「病気」にさせられてしまったことです。
病気が作られてしまったのです。加えて、巧妙なことには、以前は一つの疾患単位であったのが、あるいはそれに派生するものの、同じ治療構造と考えて差し支えないものが、別の単位の病気として「強引」に分類され、それぞれ「別の」薬物療法の対象とされてしまったことです。
この結果何が起こるかと言えば、「多剤併用療法」なわけです。
そう、薬は出せば出すほどだれが儲かるのか、言わなくてもわかりますね。
その教育機関はどこか。
大学病院です。医者は大学病院をでなければ、医者になれません。
だから医者は多かれ少なかれ、薬の洗脳をウケさせられます。
その指導者が大学教授というわけです。
したがって大学教授は、「製薬会社主催の講演会」が多いやつほど、洗脳医として「優秀」だと言えます。もちろん例外の医師はいます。たとえば東海大学のとある内科教授は、コレステロールの異常値データーは恣意的でおかしいと指摘しております。
内科の世界では、たとえば高血圧の正常値がWHOから発表されております。まるで錦の音旗のように。。
130/80をこえたら、おまえは高血圧だ→だから薬のめ的に、、無論、発表される診断基準を正確によめば、いろんな除外基準やら書いてありますよ。しかし、世間の人はそんな、末端の専門的なことまで了解した上で医者に処方を求めるでしょうか。
テレビも新聞も、「医学博士」の偽健康情報で蔓延してませんか。そのなかで、「これは人それぞれだから。」とか「ちょっとやせれば済むことだから。」と説明説得していては、「赤字」です。
降圧薬の飲み過ぎで、低血圧になり、十分な血を体に回そうと、心臓ががんばりすぎて止まって死んだ人がたくさんいるでしょう。しかし、若い医者はそこで、「急性心不全」で死亡診断書を書くことでしょう。
だいぶ前になくなられましたが、小児科医の松田道雄先生(岩波から有名な小児医学本が出ていました。まだ文庫であります。その他にもいくつか。。)のようなスタンスが私の理想です。機会があれば是非お読みください。
長文にて失礼しました。
貼り付け終わり。
大変参考になります。ありがとうございました!!
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