貼り付け開始、
産経新聞
縄文人の家、「 茅葺き 」から「 土屋根 」へ 研究30年の成果 ----------------------------------------------------------------------
https://www.sankei.com/article/20210718-M6ILDY3F35LSVNRV5QOVOK4T2U/ 2021/7/18 08:00
< 抜粋 >
かつて近世の古民家のような茅葺きに復元された縄文時代の住居が、
土をかぶせた屋根に変わってきた。発掘調査に基づいており、
新たに復元整備される遺跡では土屋根が主流になるとみられる。
縄文集落の景観イメージは大きく変わりそうだ。
茅葺き(左)や土屋根(右)に復元された「 三内丸山遺跡 」の竪穴住居
= 青森市( 縄文遺跡群世界遺産保存活用協議会提供 )

<
https://sankei-sankei-prod.cdn.arcpublishing.com/resizer/zab76HmDSSKfOVH2uJzX__tg4Y4=/0x224/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/FBANST3ZNVKL7F6GHIZY4ZBUHI.jpg> ■ まるで土饅頭 裏側から見ると、まるで土饅頭だ。
縄文世界遺産17遺跡の一つ「 入江貝塚 」(北海道洞爺湖町)の
復元住居は土で覆われ、従来の茅葺きとイメージを大きく違える。
「 風が入らず、保温性が高い 」という。
茅葺きは戦後間もなく、弥生時代の集落・水田跡「 登呂遺跡 」などで
竪穴住居が復元された際に採用されたが、当時は屋根の素材が分かっていなかった。
埋蔵文化財は地表に建物がなければ集客が難しい。
各地の遺跡で茅葺きを参考に復元整備が行われた。
■ 住居跡の焼土が物証に
土屋根の可能性が高まったのは、ここ30年余りの発掘や研究の成果だ。
「 北海道・北東北 」の一つ「 御所野遺跡 」( 岩手県一戸町 )で
平成8年に行われた焼失住居跡の調査では、
焼け残った柱や屋根材と焼土の堆積状況から
全国で初めて縄文時代の土屋根住居を確認。
樹皮の下地に土をかぶせた土屋根が復元された。
御所野縄文博物館の高田和徳館長は茅葺きのイメージが根強い要因を
「 全国の焼失住居跡の調査で茅は出土量が少ないことが分かっているが、
茅葺きで復元したものを変えるには費用がかかるため各地でそのまま残っている 」
と指摘する。
「 三内丸山遺跡 」の復元住居は茅・樹皮・土の3種類で葺かれている。
平成7( 1995 )年から復元が進められ、
土屋根は14、15年度に計5棟が整備されたという。
■「 今後も増える 」 土屋根は「 北代遺跡 」(富山市)「 宮畑遺跡 」(福島市)
「 勝坂遺跡 」(相模原市)など各地に広がっている。
「 梅之木遺跡 」(山梨県北杜市)では、平成30年から年1軒ペースで復元が進む。
同市教委の佐野隆参事は
「 茅葺きか土屋根かではなく、
年間を通して土屋根の住居を使っていたかが議論になっている。
土屋根は夏に蒸し暑くなるので、
実験のため5月頃に屋根から土を下ろして樹皮だけにしている 」
と話す。
※住居の衣替え?
「 土饅頭 」と云うことで、神武天皇ストーリーに出てくる
「 土蜘蛛 」がピッタリの展開となってきた♪
実は建築デザイナーになる以前、
まさにこの土で覆われたエコ住宅デザインを何枚も書いたっけ♪
(^o^)b
ポイントは「 風の道 」。
冬暖暖かく、夏涼しくカラッとした住居に仕上がる♪ 多分!
(^o^)ゞ
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nueq
貼り付け終わり、
※nueq さん解説。
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