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★論破された片瀬久美子氏の「あやしい放射能対策」論 :    光合成細菌(乳酸菌)は効果有り

 吉岡英介氏が「あやしい放射能対策/片瀬久美子氏」を「不存在の証明」というアプローチで、論破しました。必見→ http://www.minusionwater.com/nyuusankin3.htm
あやしい? 放射能対策?

2011.08.11

乳酸菌について、危ないことはやめなさい、という論調がインターネットをにぎわしています。
その代表が、片瀬久美子氏のものです。
全文はオリジナルを読んでいただくとして、2カ所だけ抜粋して考察しましょう。

http://synodos.livedoor.biz/archives/1796844.html


あやしい放射能対策   片瀬久美子


光合成細菌が利用できる光の波長とγ線の波長はかなり大きく異なるので光合成細菌はγ線のエネルギーを利用できないし、物理的にも放射性物質の放射能は微生物によって消失したりはしない。



作り方のレシピを見ると、色々なカビを含む雑菌が繁殖しそうである。それをまだ抵抗力の弱い子どもに放射線対策として与えでもしたらと想像すると、とても 心配である。肺に吸入した場合、肺炎にならないかという心配もある。これが放射線に効くというのもかなり疑問だし、止めておいた方がいいのではないか。低 線量被曝の害を避けようとして食中毒などになってしまえば本末転倒である。食中毒は命に関わる場合があり、その危険性は低線量被曝よりもずっと高い。



これについて、私は片瀬氏のサイトで質問をし、以下の回答を得ています。


質問
ey 2011/08/09 13:07
乳酸菌について、本家の飯山一郎氏のサイトを読まれるとまた違った見方ができると思います。私も飯山氏のサイトを見て自分で乳酸菌を作りました。その体験 も踏まえて自分のサイトで乳酸菌のことを述べています。バクテリアによるセシウムの除去は福島でも研究されていて、結果はネガティブではないようです。



回答
warbler 2011/08/09 21:56
私の「米のとぎ汁乳酸菌」についての考えなどは、シノドス・ジャーナルに寄稿した論考で述べています。
『あやしい放射能対策』 http://synodos.livedoor.biz/archives/1796844.html
こちらの方を全文お読み下さい。
光合成細菌などの話は、EM菌から来ているのではないかと思いますが、EM菌についても書いてあります。
 
作り方のレシピを見ると、色々なカビを含む雑菌が繁殖しそうで心配です。
低線量被曝の害を避けようとしてO157などの恐い菌が混入して食中毒などになってしまえば本末転倒です。
食中毒は命に関わる場合があり、その危険性は低線量被曝よりもずっと高いと思います。
まして、目に入れたり、霧吹きで肺に吸い込んだりなどは危険行為です。


書いたとおり、訂正するところはない、すべて正しい、という回答です。


前半については、実験で真否を確認できることです。

まず、片瀬氏は

光合成細菌はγ線のエネルギーを利用できない

と断定しています。本当にそうか?

片瀬氏は何か実験的な確証に基づいてこのように断定しているのでしょうか?

実はこれは「不存在の証明」ですから、これを実験で確認することはできません。
「○○という現象は絶対に起こらない」と実験で証明することはできません。

ですから片瀬氏は実験をしていません。 そう思う、というだけのことです。

逆に、光合成菌がガンマ線のエネルギーを利用していたら、それは実験で確かめられます。

たとえば、光合成菌の培養槽にガンマ線をあてて培養したら、そうでないときに比べて光合成菌の数が増えたとして、ガンマ線照射による溶液温度の上昇の効果などがキャンセルできれば、光合成菌はガンマ線のエネルギーを利用していると言えます。

実はその実験はすでに行われています。ガンマ線を当てると光合成菌は「大喜びして」爆発的に増えると飯山一郎氏は言っています。



つぎに、片瀬氏は、

放射性物質の放射能は微生物によって消失したりはしない

と、これまた断定します。

しかしこれも前述と同じく「不存在の証明」ですから、実験できません。
「消失しない」ことを実験で確認することはできません。


ですから片瀬氏は実験で確認することなく、このように断定しています。
そう思う、というだけのことです。

逆に、「消失する」という実験はできます。

福島の南相馬市での結果は「放射能が消失する」可能性を示唆しています。
http://www.minusionwater.com/cesium.htm


バクテリアの除染に効果 飯舘の水田、線量が大幅低下

南相馬市、飯舘村で微生物を活用した除染実験に取り組んでいる田崎和江金沢大名誉教授(67)は2日、放射性物質を取り込む糸状菌のバクテリアを発見した同村長泥の水田の放射線量が大幅に下がったと発表した。南相馬市役所を訪問し、桜井勝延市長に報告した。
水田の表面は毎時30マイクロシーベルトの高い放射線量だったが、7月28日には1桁台に下がっていた。水田では無害のバリウムが確認されており、田崎名誉教授はバクテリアの代謝によって放射性セシウムがバリウムに変わったとみている。
金沢大低レベル放射能実験施設で水田の土1キロ当たり447ミリグラムのバリウムを検出した。バリウムは通常、土壌からは検出されないという。今後の除染実験に使用するため、バクテリアの培養も行っている。
同村長泥の放射線量が高い湿地で根を伸ばしたチガヤも確認した。根にはカビ類が大量に付着、除染効果との関係を調べる予定。
南相馬市原町区の水田では、バクテリアと、粘土のカオリナイト、ケイ藻土の粉末を使って稲を栽培、除染効果を確認している。
報告には、実験に協力している同市の庄司建設工業の庄司岳洋副社長、庄建技術の佐藤直営業部長、高橋正則技師長が同席した。
成果は学会誌「地球科学」に発表する。

(2011/08/03 09:42)

まだ結論が出ているわけではありませんが、バクテリアによって放射能が消失する可能性を示 唆する結果です。記事が不正確でよく分からないところもありますが、ある時に30μシーベルトだった放射線量が7月28日には10μシーベルト以下に下 がっていたということです。雨や風で飛んでいないとすれば、それは通常のセシウムの崩壊スピードよりも早いですから、何らかの力がセシウムを崩壊させてバ リウムへの転換を促進したということです。

これも実験室で実験的に確認することができます。

放射性セシウムの水溶液を作って、それを2つに分けて、片方はそのまま、片方には光合成菌か何かのバクテリアを入れて、両液の放射能の減衰を比較すればいいわけです。

片瀬氏は、実験結果がポジティブになる可能性を頭から否定しています。


後半については、評価あるいは判断の違いです。

色々なカビを含む雑菌が繁殖しそう。
想像すると、とても心配。
肺炎にならないかという心配もある。
これが放射線に効くというのもかなり疑問。
止めておいた方がいいのではないか。
食中毒などになってしまえば本末転倒。
その危険性は低線量被曝よりもずっと高い。

O157などの恐い菌が混入して食中毒などになってしまえば本末転倒。


いろいろと心配なようですが、放射能対策として有効かどうかは実験できます。

たとえば「米のとぎ汁乳酸菌」をスプレーして吸い込んで、しばらくして出てくる痰に放射性物質が含まれていれば、いったんは肺に入り込んだ放射性物質が出てきたことになるわけですから、放射能対策として有効だと言えます。

あとは肺炎になるリスクとの比較です。

片瀬氏は内部被爆による将来のリスクよりも、いますぐに肺炎になるリスクの方が高いと判断しています。そういう判断もあるでしょうが、放射能汚染が強い地域で暮らさざるを得ない人々には別の判断があってもいいでしょう。

実は、実験の結果は出ていて、乳酸菌のスプレーで肺炎になったという話は聞きませんし、痰に放射性物質があったという話はあります。

肺は外界と接していて空気が出入りしていますから、一息ごとに何かに感染していたのでは、人も動物も生きていられません。動物の肺はそうならないように丈夫にできています。肺炎になりやすいのは抵抗力が衰えた老人です。

また、O157などの大腸菌による食中毒の危険については、乳酸菌の中では他の雑菌は繁殖しにくいという事実があります。それがあるから、人類は大昔から 発酵食品の恩恵にあずかっているわけです。チーズや漬け物が作るたびに腐ってしまう・・・ということはないのです。乳酸菌によってむしろ腐敗しにくい、保 存できる食料になるのです。



以下は実践女子大学の竹田美文教授の論文から抜粋です。


http://www.nyusankin.or.jp/scientific/takeda_1.html

腸内感染症と乳酸菌
実践女子大学教授 竹田美文

(4)乳酸菌による腸管出血性大腸菌のin vitro増殖阻害
 腸管出血性大腸菌を試験管内で乳酸菌と混合培養すると、乳酸菌の種類によっては、腸管出血性大腸菌は増殖できないばかりでなく、死滅する。


(5)乳酸菌による腸管出血性大腸菌のin vivo増殖阻害

感染後7日目における腸管出血性大腸菌の各部位の生菌数は、対照群(乳酸菌非投与)に比べて約1/100になっている。
 in vivoにおける乳酸菌による腸管出血性大腸菌の増殖阻害には、乳酸菌による感染防御免疫能の増強作用があることもわかっている12)ので、in vitroの機序と同様ではないと考えられるが、今後の詳細な研究が期待される。



このように、乳酸菌の中では、in vitro(試験管内)でもin vivo(生体内)でも、腸管出血性大腸菌(O157など)は繁殖しにくいことが確認されています。他の菌についても同様でしょうから、米のとぎ汁乳酸菌 で、食中毒が起こらないとは言えませんが、ことさら食中毒が起きやすいということはありません。

そして、実はそれもすでに、何万人もの体験があります。
食中毒が起きたという話は聞きません。


乳酸菌を飲むことによる効果は、腸が整って排泄が良くなれば放射性物質の排出も良くなる道理ではありますが、そういう直接的なことではなく、腸管免疫が高まって抵抗力が上がり、ガン細胞の増殖が抑えられて、ガンになりにくくなることが期待されます。


内部被爆よりも食中毒の方がおそろしいというのは、そういう判断もあるでしょうが、放射能を心配して暮らさざるを得ない地域の人々には、別の判断があっても当然でしょう。


米のとぎ汁乳酸菌運動は、以上述べたような一連の事実に支えられていて、1人1人の自己責任による判断で広まっています。

いろいろな人がいますから、バクテリアと言っても中には「怪しい」ものもあるでしょう。
「あれはダメだ」「あれはインチキだ」ということも、聞かないではありません。
しかし全部が怪しいわけではありません。 




サイト管理者 吉岡英介   www.minusionwater.com/index.html
プロフィル

1971京大工学部原子核工学科卒
1974京大化学研究所修士了
   重工業会社勤務 技術開発
    ドイツ技術会社勤務 滞米 滞独
1999書籍「アトピー解決篇」出版
2007磁気活水器開発





パチパチ~ 大拍手!!
吉岡さんに座布団5枚!!


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