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遺体を土に還す堆肥葬がついに実現(アメリカ・ワシントン州): youtube
様々な埋葬の形があるが、アメリカでは棺を埋葬する土葬と火葬が一般的だ。現在日本だと火葬がほとんどだろう。
アメリカ、ワシントン州では、遺体を微生物で分解し、堆肥を作って自然(土)に還す
堆肥葬(有機還元葬)を認める法案が可決されたが、このほど、世界初となる堆肥葬の様子が『
New York Post』などで伝えられた。
Human composting now legal, begins in Washington ワシントン州で遺体を土に還す堆肥葬がついに開始
2019年5月に州知事が承認したことにより、世界初の人間の堆肥化が実現されることになったアメリカのワシントン州では、去年12月に同州の2つの施設が、堆肥葬のための遺体を受け取ったことが報告された。
クリッキタト郡にある非営利研究施設『ハーランド・フォレスト(Herland Forest)』の上級管理者ウォルト・パトリックさんは、「自然の有機的削減は投資であり、堆肥化プロセスが完了するまでに数週間かかる可能性がある」と語り、そのプロセスを説明した。
預けられた遺体は、200ガロン(約760リットル)の木材チップを敷き詰めた再利用可能なモジュール式容器に配置される。

image credit: youtube
容器の中の温度を145~155度に保つため、酸素を加えて通気をよくするし腐敗をスピードアップさせるということだが、更に必要に応じてソーラーパネルで追加の熱を提供し、細菌や微生物が活動しやすい環境を作り出すのだという。
最終的に、遺体からできた堆肥は55ガロン(約208リットル)のドラム缶4つ分になるそうだ。

jplenio/pixabay
より環境にやさしい代替手段の堆肥葬に400人超の申込者
ハーランド・フォレストでは、堆肥を故人の家族が全て保持するか、墓地で新しい木を育てるためにその一部を施設に寄付するかという選択肢が与えられるようだ。
堆肥化は、火葬よりも使用するエネルギー量が少なくて済むという利点からも、環境にやさしい埋葬の代替手段となる。
ハーランド・フォレストに加えて、ここ数年堆肥葬を実現するために動いてきたシアトルに本拠を置く施設『リコンポーズ(Recompose)』もついに始動したようだ。
これまでに8遺体を堆肥化させている同施設は、既に420人が将来の堆肥葬のために堆肥葬の前金を支払い済みであることを明かした。
なお、ハーランド・フォレストとリコンポーズに続いて、3番目の堆肥葬施設となるキング郡オーバーンの『リターンホーム(Return Home)』でも、今年下半期には堆肥葬を開始する予定だということだ。
written by Scarlet / edited by parumo あわせて読みたい
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