貼り付け開始、
ナゾロジー
最強生物「 クマムシ 」は、DNAに電気シールドを張って放射線を遮断すると判明 -------------------------------------------------------------------------------
https://nazology.net/archives/67319 2020/8/25(火)
クマムシは地球上で最強の耐性を持つことが知られています。
クマムシ:放射線に対してヒトの1000倍の耐性がある
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/08/f3f3923ec86e658b94ea18b309616958.jpg 絶対零度に近いマイナ272℃から水の沸点を上回る150℃までの温度を生き延び、
極度の脱水状態であっても細胞質をガラス化することで細胞の形を保ちます。
また高線量の放射線にも耐えて、宇宙空間で10日間も生き延びたことがあります。
< 抜粋 >
■ クマムシのDNAは特殊なタンパク質( Dsup )で保護されている 極端な温度や放射線は、生物のDNAを破壊してしまいます。
脱水して仮死状態になるとクマムシは小さく縮こまる
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/08/67618df982cc2bfc128680016670391b.png ですがクマムシは脱水時に、上の図のような
「 tun 」と呼ばれる仮死状態になることで、生き延びることが可能です。
tun状態では細胞質はガラス化して乾燥に強くなり、
DNAはダメージサ抑制タンパク質( Dsup )と呼ばれる
特殊なタンパク質でコーティングされることで高い耐性を持つようになります。
2016年に日本の研究者らは、このクマムシの耐性遺伝子( Dsup )を
ヒトの細胞に組み込むことで、ヒト細胞の放射線耐性を
劇的に向上させることに成功しています。
nature
Extremotolerant tardigrade genome and improved radiotolerance of human
cultured cells by tardigrade-unique protein
拡張型緩歩動物ゲノムと緩歩動物特異的蛋白質による ヒト培養細胞の放射線耐性の改善 --------------------------------------------------------
https://www.nature.com/articles/ncomms12808 20 September 2016
Takuma Hashimoto, Daiki D. Horikawa,
Yuki Saito, Hirokazu Kuwahara, Hiroko Kozuka-Hata, OTHES,
& Takekazu Kunieda
( 東大大学院 生物科学 )
しかしながら、Dsupがどのような仕組みでDNAを保護するのか、
その詳細な分子メカニズムはまだわかっていませんでした。
そこでスペインの研究者たちは、DsupとDNAの相互作用を
スーパーコンピューターを用いてシミュレートすることにしたとのこと。
結果、意外な事実が判明します。
■ クマムシの特殊なタンパク質( Dsup )は DNAに「 電気シールド 」を提供する 何日にもわたる演算の結果、ダメージ抑制タンパク質( Dsup )は
「 基本的に無秩序 」であり、高い柔軟性を備えていることがわかりました。
中央の赤いラインがDNAでその周りに2つのDsupが取り囲んでいる
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/08/50b5965a5aa817b5720a94888cde6074.png またこの無秩序さと柔軟性の高さによって、
Dsupは上の図のようにDNAの形状にフィットして結合することができたのです。
DNAは負に帯電する一方でDsupは正に帯電している
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/08/4f45acd94106c28cc8a40671275667f3.jpg ※ DNAがー帯電してるとは、知らなかった。
って、ちょっと考えれば解ることだが、考えたことがなかった。。。。(^o^)ゞ
ど〜〜〜りで、レントゲンやマンモグラフィ、CT、MRIなどで
癌に「 なった結果 」、DNA損傷が起きるわけだ!
ここでもニュートンの「 引力 」同様の「 本末転倒 」の
謀略が展開されている。
さらにDsupの結合によってDNAの周囲には
上の図のような特殊な電界線が形成されることが判明しました。
この電界線が電気的なシールドとなり、
放射線やフリーラジカルからDNAを電気的に遮断していると考えられます。
※ 密集隊形( 脱水 )して強烈な+帯電電磁シールドを張るから、
+帯電粒子・波動はすべて跳ね返される。
が、生体電磁場の100万倍の放射線が絶えず照射されれば、
シールドは最終的に破壊されてしまう。
それが冒頭の10日間ってことか。
■ なぜクマムシはそこまでの耐性を持つのか? しかしながら、クマムシの生存能力は地球で生活するにあたって、
オーバースペックと言えます。
普通の地球上の多細胞生物にとって、
宇宙空間で10日間以上で生き延びる能力は不要です。
同様に宇宙放射線への耐性や絶対零度から150℃を超える
幅広い温度で生き延びる能力も余剰でしょう。
これらの能力が脱水状態に対する耐性を高めていった
結果として得られた副産物なのか……
あるいはかつてクマムシはこれらのスペックが要求される
環境に晒された可能性も考えられます。
※ X線の半致死線量は3000 〜 5000グレイ( ヒトの半致死線量は4グレイ )
真空から7万5千気圧の高圧まで耐える。
寿命は半年だが 120年後に水を与えられて蘇生したという記録も。
まるで、ソマチッドみたいだ。。。。
その環境は真空であり、強烈な放射線が飛び交い、
絶対零度と水沸点を超える温度だったのかもしれません。
一般に、そのような環境は安定した大気の存在する地球ではなく、宇宙に存在します。
※ 地球最強の生物「 クマムシ 」の遺伝子情報から予測する
5億5,000万年前の生命進化
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https://gakkai.sfc.keio.ac.jp/show_pdf/ORF2014-07.pdf 慶應義塾大学環境情報学部4年( 2015年3月卒業予定 )
石野響子( 指導教員:冨田勝 )
オゾン層も酸素もなかった20〜10億年前の
シアノバクテリアのDNAにDsupを探ってみるといいかも♪
(^o^)b
New Scientist
World's hardiest animal has radiation shield for its DNA
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https://youtu.be/1U_FLugbFyE VIDEO 0'51"
2016/09/20
※ Oh〜〜〜!
懐かしき、New Scientist!
研究内容はスペイン、植物バイオテクノロジーおよびゲノミクスセンターの
Marina Minguez-Toral 氏らによってまとめられ、
8月7日に学術雑誌「 SCIENTIFIC REPORTS 」に掲載されました。
nature
A computational structural study
on the DNA-protecting role of the tardigrade-unique Dsup protein
遅発性特異的Dsup蛋白質のDNA保護役割に関する計算構造研究 -------------------------------------------------------------------
https://www.nature.com/articles/s41598-020-70431-1 07 August 2020
マドリード工科大学:植物バイオテクノロジー・ゲノム研究センター
Marina Minguez-Toral, Bruno Cuevas-Zuviria, María Garrido-Arandia
& Luis F. Pacios
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nueq
貼り付け終わり、
※ ニュークさん解説。
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