べぶろぐ(山崎牧場日記)さんが、「酢」の利用を紹介しているので、転載します。
貼り付け開始。
2010/05/20
口蹄疫・消毒薬としての酢酢を使った消毒について 小林市口蹄疫進入防止対策本部からメールを頂きましたので転載します
一部、改行・フォントなど変えてあります。
参考にして下さい。
小林プレスNo.7 小林市口蹄疫侵入防止対策本部
平成22年5月19日 PM3:25
川南町の酪農家さんが現在食酢を使用した消毒を実施している例をご紹介いたします。
1.動力噴霧器を使って薄めた酢を散布(500倍から750倍)
動力噴霧器で牛体、畜舎の内外及び周辺に散布。
雨の日は牛車内及び牛体に散布。
牛体には毎日1回、午前中に前と後ろから散布(目に注意)。
また、餌にかかっても大丈夫です。
2.ハンドスプレーで薄めた酢を噴霧(1000倍)
朝夕に牛の顔に噴霧。
車等で外出時には必ず持ち歩き、車の出入り時に噴霧。
家に帰るときには十分に行う。
新聞・郵便等を受け取るときもハンドスプレーで噴霧。
あちこちにおいて体や靴の裏に噴霧。
搾乳時には、バケツに酢を数滴たらして乳房を拭く。
ただし牛乳への混入がないよう注意が必要。
参考 希釈倍率
500倍 酢20cc 水と混ぜて10リットル
750倍 酢13.3cc 水と混ぜて10リットル
1000倍 酢10cc 水と混ぜて10リットル
酢の種類によるペーハー
小林プレスNo.8 小林市口蹄疫侵入防止対策本部
平成22年5月19日 PM7:50
●pH計を使って二種類の酢を希釈したものを図ってみました。
pH計は竹村電機製作所の土壌測定用pHテスターで測定しました。
希釈水は水道水でpH7.0でした。測定は素人が行いましたのでpH値はあくまでも参考程度にとどめてください。
1.五倍酢(穀物酢)酸度22.0%
原液 2.0
250倍 3.6
500倍 4.0
1000倍 4.4
2.マルボシ酢(穀物酢)酸度4.2%
原液 2.5
250倍 4.6
500倍 5.2
1000倍 6.6
ちなみにポカリの原液は3.3でした。
他の研究では時間の経過によりpHが上昇する傾向があるようですので、翌朝測定してみます。
口蹄疫ウイルスは酸性に弱く農業新聞によるとpHが5~6で死滅するとありますが、より低いpH値になるような希釈倍率が好ましいのではないでしょうか。
ペーハーの変化、12時間後
小林プレスNo.9 小林市口蹄疫侵入防止対策本部
平成22年5月20日 PM9:40
●pH測定の続報です。報告が遅くなり申し訳ありません。矢印(→)の後が12時間後
の測定結果です。コップに入れて室内で放置していました。
1.五倍酢(穀物酢)酸度22.0%
250倍 3.6 → 3.5
500倍 4.0 → 3.8
1000倍 4.4 → 4.2
2.マルボシ酢(穀物酢)酸度4.2%
250倍 4.6 → 4.5
500倍 5.2 → 5.2
1000倍 6.6 → 6.7
五倍酢は、若干下がりました。下がった理由がよく分かりませんがpH値は維持されて
います。
一般の食酢もほとんど変化がありませんでした。
半日ぐらいだったら作り置きしていても使えそうです。
貼り付け終り。
酢の利用は安心安全で効果も期待でき良いですね。
飯山一郎さんのグルンバで大量に培養した乳酸菌、は原液のままで大量散布をして、飲用させるので、効果がおおきいです。
これらは人間のインフルエンザウイルスにも有効です。次に発生したら是非、応用してください。ワクチンは不要です。
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