停電した場合、都内ではガスも止まる場合がある。いつでも火が使えるよう用意しておいた方がよいのが、カセットコンロとガスボンベ。これがあると、湯沸かし、レトルト食品の温め、乾麺やフリーズドライ食品の戻し、炊飯などができ、災害時にも温かい食事が食べられる。
温かい食事や飲み物は、災害下のストレス時には精神的にもとても大切だ。ガスは復旧に時間がかかると想定されるため、できれば1カ月分はガスボンベをストックしておきたい。一般的なカセットコンロ用ガスボンベは1本で約60分使用できるので、1日に30分使うとして、15~20本(3本入りパックで5~7パック)が1カ月分の備えとなる。(
2.水
飲料水・生活用水・暖房の媒体として
やはり水は欠かせない!湯たんぽ、ペットボトルカイロ、暖かい食事- これらは、どれも水があることが前提
ポリタス編集部より)災害時に飲料水を確保するのは非常に難しい。だからこそ、飲料水はあらかじめ備蓄しておかなければならないわけだが、一体どのくらいの量の飲料水を備蓄しておくべきかということは、意外に知られていない。人が1日に必要とする水分は2.3~2.6リットルと言われている。1日に最低でも2リットルを補給するとして、1週間分の備えでは1人につき2リットルペットボトルの飲料水を7本以上(6本入りのケースで1ケースだけでは足りない)。4人家族であれば2リットルペットボトル28本以上は必要になる計算だ。1人1ケースの備蓄があったとしても1週間分の備蓄としては足りない、ということは覚えておきたい。
生活用水の確保はさらに難しい。トイレ、食器洗い、お風呂、洗濯、掃除などに必要な生活用水は基本的には使えないと想定し、水を用いない手段を用意しておきたい。もちろん、くみ置きの水があるに越したことはないのだが、日頃使っているような大量の水をくみ置きで確保するのは非常に難しい。ポリタンクやペットボトルにくみ置きする場合は、空気を入れないように水を目いっぱい入れておくと腐りにくくなる。浴槽にためておく場合は、水が多すぎると地震の揺れで浴室が破壊されることもあるので、深さ20cm程度にとどめておく方がよいだろう。(
ポリタス編集部より)
3.アウトドア用保温シート

アルミブランケット
暖房が期待できない状況で長時間過ごす場合になった時、これにくるまることで、体温の低下によって凍死したり風邪を引いたりすることを防げる。地震・津波・火災・水害などで、屋外や避難所(学校の体育館などが指定されている場合が多い)に避難する場合や、震災などで帰宅難民となって駅などで一晩過ごす場合に活躍する。自宅でももちろん優れものの暖房アイテムになる!
アルミシートは優れた多機能アイテム
ブランケットタイプや寝袋タイプなどいろいろある。どちらもポケットサイズで約50gと軽量のため、携帯に便利。シートによっては、80%以上の体温保持率がある。(繊維毛布の5~6倍の保温力)大人が十分に身体を包みこむことができる。熱放射を遮断し、自身の体温で寒さから身を守ることが出来る。暑いときには太陽光を反射し、体を涼しく保つ。防水加工で水の浸入を防ぐ。
(光を反射するため、遭難時、ヘリからの視認性もよく、SOS信号に使える。短時間の飲み物、食品の保冷保温用として使える。駐車中の車の日除けに使える。着替え、トイレ時のプライバシーの確保にも使える。)経済的で安価。約500~1000円前後で購入できる。(
http://uf-polywrap.link/articles/KBnj7?page=2)
via ★おすすめ防災グッズ(防寒・保温編)…災害時&冬の寒さ対策 | 危険厨が贈る暮らしの防災情報
4.防寒用下着・小物
防寒のための服装などの工夫
自分の体温で温められた空気の層を閉じ込める事が防寒のコツです。薄い服を重ね着して空気の層を作るようにしましょう。また、首や脇、足首やおなか、仙骨を温めると効果的。
状況によっては、寝る際に帽子などで頭を温め、カバンに足を入れるなど足首に空気の層を作ってください。
ダウンはとても暖かく、軽く、コンパクトになるので、冬山用の寝袋によく使われます。
発熱源である肌に近い部分で着たほうが、ふくらんで空気をたくわえ温かくなります。
上着としてではなく、肌に近い部分で着るのがアウトドアの知恵です。ダウンの上着は、雨に濡れるとダウンが縮んで、
全く温かくないことも知恵として知っておいてください。
ダウンを肌の近くの中間着として着て、その上に防水、防風のものを着ると、軽量の服で寒さ対策ができます。
5.湯たんぽ・カイロ・ペットボトル子供や高齢者、女性など、暖房が時に必要な場合、お湯が手に入ることが前提になるが、このような場合は身近にあるペットボトルを使った「湯たんぽ」で体を暖めることができる。防災備蓄などで水を保存している容器の多くはペットボトルだが、容器は中身が空になるとゴミになってしまう。これを捨てずに湯たんぽとして活用する。作り方は空のペットボトルにお湯を半分くらい注ぎ、ふたをしっかり閉め、2~3枚のタオルを巻き付けて毛布の中に入れる。この時にタオルを多めに巻き、水で温度を調整するとやけどせずに済む。朝、この水を使えば冷たくない水で顔を洗うことができる。空のペットボトルは、円筒型より角柱型の方が強度があるため後者をお勧めする。ペットボトルはカイロの代わりとして、また日常生活でも冬場などはふとんを温める簡易な湯たんぽとして利用できる。(
防災用品にひと工夫(ペットボトル編)より)
6.新聞紙・ラップなど(アルミホイル・段ボール・発泡スチロール箱等・ビニール袋等)
真冬に災害が起こったら…。
どうする?
非常時の寒さ対策 - itwrapより
暖房器具がまったく使えない時は、どうする?
新聞紙で暖をとる新聞紙を数枚重ねて羽織、テープなどで止めると上着になります。靴下を履いた上に新聞紙を巻き、さらに靴下を履くと足元の冷え防止にも効きます。ラップとともにお腹に巻けば「腹巻き」にも。新聞紙を丸めてゴミ用の大きなポリ袋に詰めるだけで、布団の出来上がりです。中に足を入れればあんか、いくつか作ってくるまれば羽毛布団のような暖かさです。( 災害時のサバイバル術|ライフアシスト防災特集号|ライフアシストWeb版)
新聞紙とラップで腹巻きを作る 避難所などで周囲にある身近なもので体温を保持する方法です新聞紙やラップを巻き付けるだけで、保温効果が劇的にアップします。体の熱を逃がさないことが生命の維持・体力温存のためにとても大切です。

2枚の新聞紙を二つ折りにし、その上からラップを巻きつけます。

保温効果が劇的にアップします。