貼り付け開始
MIT Technology Review
誰が社会を分断するのか?
フィルターバブル問題の本質を問う ---------------------------------------------------------
https://www.technologyreview.jp/s/101357/technologists-are-trying-to-fix-the-filter-bubble-problem-that-tech-helped-create/ 2019.08.15
< 抜粋 >
ソーシャル・メディアの第一人者であるデブ・ロイは、2017年の秋、
ウィスコンシン州やアイオワ州の小都市での一連の円卓会議に出席していた。
部屋にコンピューターのモニターはなく、調査すべきツイートも投稿もない。
地域の指導者や住民たちが顔を突き合わせて隣人について話すのを聞くだけだった。
ロイ准教授は次のような会話を聞いて大いに不安になった。
「 あの人たちがフェイスブックで何て言っているのか見つけたの 」
と高齢の女性が話し始めた。
「 すごく極端な考えで、とてもじゃないけど賛成できないから、
あの人たちと関わる意味が見出せなくなってしまったわ 」。
ロイ准教授が何度も何度も聞かされた「 感情 」だった。
「 あの人たち、と言いますが、会場にいる人たちが
自分たちの小さな町で年がら年中会っている人たちのことです。
お互いが顔見知りの極端に狭い地元のレベルで
不和と敵視が人々にもたらされるとき、
デジタル的なつながりは、お互いが会っても言葉を交わさなくなり、
物理的な接点をなくしてしまいます。まったくどこか狂っています。 」
とロイ准教授は言う。
※ そう、文句があるなら面と向かって云えば一番いいのだ。
影でグチャグチャ言う輩が多いから、
尾鰭端鰭ブーで、問題がグチャグチャになる。
みなさんもしょっちゅう経験してるかと。
それでいて、いつも影で悪口ばかり云ってんだな。
こういう輩が諸悪の根源だ。
2014年にロイ准教授が研究室を設立。
人々を分断してしまう特定の主義が露わな議論を
ソーシャル・メディアを使って打開できるかどうかかが、特に重要な研究対象だった。
人々のあらゆるツイートをリアルタイムで見られる
「 ファイアホース(Firehose)」への完全なアクセスをツイッターから与えられ、
ツイッターは1000万ドルを拠出した。
2016年の米国大統領選挙で露呈したもっともやっかいな問題は、
ロシアがツイッターとフェイスブックを使ってプロパガンダを広めたことでも、
ケンブリッジ・アナリティカが5000万人以上の
フェイスブック・ユーザーのプライベート情報に不正にアクセスしたことでもない。
問題は、人々がほとんど自発的にバーチャル空間上の
特定の主義の狭い場所に閉じこもってしまうことであり、
その大きな理由は、ソーシャル・メディアやインターネット企業が
人々の過去のクリック情報を分析してそれと似た情報を表示することだ。
このプロセスにおいて、自分と反対の考えは外に弾かれて、
現在信じていることを強化するコンテンツだけが残る。
これが有名な「 フィルター・バブル(Filter Bubble)」という概念だ。
フィルター・バブルは、インターネット活動家で動画キュレーションの
イーライ・パリサーが同名の著書を2011年に出版したことで広まった。
「 究極的には、民主主義は市民自身が
自らの小さな私利私欲を超えたところで考えない限り機能しません。
しかし、そうするためには私たちは自分たちの住むこの世界に対して
共通の認識を持たなければならなりません。
フィルター・バブルは、その正反対の方向に私たちを押しやるものです。
私たちの小さな私利私欲が、この世の存在のすべてだという印象を与えるからです。 」
だが、果たしてそうだろうか。研究の結果を見ると、それほど単純ではない。
■ 一種の戦争
法学者のキャス・サンスティーン教授(ハーバード大学法学部)は
10年以上前の2007年の時点で、インターネットが
「 孤立する少人数集団とニッチの時代 」を生み出すと警告している。
サンスティーン教授は2005年のコロラド州での実験を例に挙げている。
保守的なコロラド・スプリングス市と
リベラルなボルダー市(両市は160キロメートル離れている)から
60人の市民を集めて少人数のグループに分け、論争の的となる問題を討議させた。
アファーマティブ・アクション(マイノリティー優遇措置)、
男性の同性結婚、地球温暖化に関する国際条約の3つである。
どのグループにおいても、同様の考えを持つ人たちと話すと、
人々はより極端な立場を取った。
「 インターネットでは、人々は(意図的にそうしようとしているのかどうかに関わらず)
コロラドでの実験と同じことが極めて簡単に起きます 」
※ 確かにそうであるかも知れないが、それでもインターネットは
オープン:開放系である。
2000年前後、敵対する主張者たちとよくBBSでやりあったものだ♪
SNSは閉鎖系にすることで、上記で語られている傾向性を高めている。
「 インターネットに関わらず一般的な危険性として、
群れを成す人々は自信過剰になったり、
間違った考えを持ったりすることが多いのです。
これは単純に、反対意見と対峙することが少ないからです。
このような人たちは同じ市内に住む人であっても、
ある種の『 戦争 』における敵だとさえ考えてしまいます 」
しかし、この責任は本当にソーシャル・メディアにあるのだろうか。
米国科学アカデミー紀要において2018年に発表された研究によると、
スタンフォード大学の研究者たちは米国の政治的分断を検証し、
ソーシャル・メディアとインターネットを使う可能性がもっとも低い
65歳の人のグループの方がもっと若い人たちよりも早く分断している。
これは、もし(政治的な分断が)ソーシャル・メディアとインターネットが
原因だと考えた場合の結果とは正反対である。と報告。
※この報告は表面的な「 データ 」をなぞってるだけにしか思えない。
65歳の人達は「 権益(体験)」ということについて
2~30代のグループに対して遥かにシビアである。
また、ベトナム反対運動やヒッピー・ムーブメントの最後の世代でもあり、
且つ、インターネット黎明期の体験者でもあって利用が低いというのは
上記の文章にあるようにあくまで憶測でしかない。
つまりネット利用頻度に依る云々は基礎データとはなりえない。
統計学に於ける「 マジック 」はこれまでも度々言及してきた通りだ。
阿呆学者の「 プロパガンダ 」をまともに信じないように!
なんと云っても論文著者は、SNS誕生の地:スタンフォードだ!
フィルター・バブルという呼称を与えたパリサー自身ですら、
インターネットだけに責任があるとは考えていない。
もしかしたら、インターネットが重要だと考えていたせいで
リベラル派の政治的エリートたちはトランプの大統領当選を予測できなかったのかもしれない。
リベラル派のソーシャルメディアのフィードからは米国中部の大部分が欠けていたからだ。
※ トランプ大統領選の直前にBREXIT国民投票があった。
BREXITでは、地方都市の地元紙・地元ラヂオでBREXITを煽った可能性が大。
なぜなら地方はBREXIT票が圧倒的だったからだ。
と、当時のセミナーでは解説した。
大統領選でも同じ手口が使われている。と。
トランプ支持者たちのほとんどにとって、トーク・ラジオ(聴取者参加番組)、
地方ニュース、フォックス・ニュース(保守系のニュース専門放送局)などの方が
ツイッターやフェイスブックのフェイクニュースよりもずっと重要な情報源だった。
※ほらね♪
この文章で、当時セミナーで語った分析がビンゴだったことが証明された♪
投票率の高い高年齢層( 中年以上 )は、「 権益 」が最も切実な問題だ。
バノンはそこを突いた。
■ 状況打開の3つの試み
MITメディアラボの市民メディアセンターは「 ゴボ(Gobo)」というツールを作成した。
これはコンテンツ・フィルターをスライダーで調整し、
自分の「 バブル(繭のような殻に例えた偏りのこと)」を
自分で調整できるようにするものだ。
たとえば「 政治 」スライダーなら、
「 自分の観点 」から「 多数の観点 」までの範囲で変えることができる。
ここで「 多数の観点 」を選択すれば、きっと普段見ることのない
ソーシャル・メディア情報が表示されるだろう。
しかしフェイスブックはゴボの採用に消極的だった。
フェイスブックは、表示される情報を多様化したいと考えるユーザーは
ほとんどいないだろうと考えているからだ。
ロイ准教授の研究室のメンバーは
「 ソーシャル・ミラー(Social Mirror)」という別のツールを開発した。
ソーシャル・ミラーはデータを視覚化することで、
ツイッターのユーザーが、自分をフォローしている人や自分の友達のネットワークが
ツイッターという世界のどこに位置しているかを鳥瞰図のように表示できる。
実験のために募集された人のほとんどは
政治的に活発な活動をしているツイッター・ユーザーであり、
その多くは試験結果を見て、自分がどれだけ
極右または極左という「 バブル 」の中に隔離されているかに驚いていた。
ただし、この実験の衝撃は短い期間で消えてしまった。
実験の1週間後、参加者の中にはそれまでより
色々なツイッター・アカウントをフォローするようになった人もいたが、
2~3週間と経過すると、ほとんどの人は元と大して違わない世界に戻った。
さらにオチがあった。
結果として、反対意見の人とは「 今までよりもっと 」話す気がなくなったというのだ。
■ 問題は私たち自身 ニューヨーク大学の社会心理学者、ジェイ・バン・ベイベル准教授は
ソーシャル・メディアへの投稿を研究し、
どのような投稿がもっとも勢いが出るか分析した。
彼は「 集団同一視 」投稿が、
脳のもっとも原始的で非知性的な部分を活発化させることを発見した。
このため、たとえば共和党の政治家が人々に対し
「 移民が国内に入ってきて我々の文化を変えている 」
「 地元民の職を奪っている 」と言ったり、
民主党の政治家が女子学生に対して
「 キリスト教活動家が女性の権利を禁止したがっている 」と言ったりすれば、
そのメッセージは力を持つ。
研究が示唆するのは、特定の主義に偏ることにより起こる分断を克服したいのであれば、
知性を避けて感情に焦点を当てることである。
※ これ、反対でないかぁ???
上記の共和党・民主党は、感情に訴えかけてるもので
理知的分析行動を排除している。
ソーシャル・ミラーの実験の後、研究室のメンバーたちは
「 フリップフィード(FlipFeed)」というプロジェクトを開始した。
これはツイッターのユーザーを、自分と異なる政治的意見を持つ
他のユーザーたちに紹介するものだ。
人々が反対意見に対して感じる感情を変えることがポイントだと言う。
自分と反対の意見に出会うたびに、意見が合わないのだと考えるように促す。
促された参加者は、反対意見を持つ人と会ったときに話す可能性が高くなり、
なぜその人が反対の意見を持ったのか理解できるようになった。
※ アメリカ人ってディベート( 命題として与えられた「 主義 」の立場から
論理展開を行う。自分の信奉する心情・主義を敵にして論戦しなければならい
ことも多々ある )慣れしてる。と思ってたのだが以外だ。。。。
ディベート能力を磨いてるのは一流大学だけか?
さまざまなプロジェクトを総合すると、テクノロジーを使うことで、
私たち自身の政治的傾向と異なったコンテンツに、私たちを結びつけることだ。
おそらく最終的には、より多様な情報源によるコンテンツに私たちが目を向け、
それに関わるかどうかは自分自身の責任で決断することだ。
こう書くとあまり魅力的な結論ではないかもしれない。
では、代わりの結論を考えみよう。
最近憤慨して書いたあなたの政治的投稿に反応がほとんどなかった。
調べてみたら、その投稿を読んだ人たちは元々あなたと同じ意見だったから、
というのはどうだろう。
FakeBookが、ザッカーバーグではなくおそらくはDARPAによって
開発された意図は見え透いている。
インターネットによって利用者の脳機能が拡張された上に、
知られてはならないことが知られるようになったからだ。
民は寄らしむべし。知らしむべからず。
寄らしむべく閉鎖系ゲットーに囲い込んで、
たっぷり調教( 洗脳 )するために開発されたもの。
「 シオンの議定書 」に繰り返し書かれた文言を再掲しよう。
1)ゴイムどもに自分の頭で考えさせないこと
2)ゴイムから天才をださないこと
nueq lab
全知全能の扉を開く -----------------------------------------
https://nueq.exblog.jp/22805980/ 2014年 06月 19日
・ 全知全能の扉を開く4つの鍵
・ 洗脳インセプション「 シオンの長老の議定書 」
・ あなたの概念・思考・思念・感情のパーツはどこから来てますか?
・ 間違ったインプットは歪んだアウトプットをもたらす
・ 支配者の最大の恐怖「 宇宙の摂理 」を知る
・ プラーナの秘技秘伝伝授
そう、要はインプットデータの「 素性 」である。
これが「 そもそも學 」の原点でもある。
「 そもそも 」がわからないと素性や擬態・偏質が見えない。
1997年( 真似黒ソフトがインターネット・ブラウザーを発表した年 )以降、
誤誘導情報が溢れるようになった。
その最たるものが、フォトンベルト。
そしてこの誤誘導の手口は、
モルモン三上とモルモン飛鳥の「 月刊ムー 」や、
より洗練されたカタチでは、尤もらしい書きっぷりが見事な加治将一の一連の著書や、
加治の手口を更に洗練させた落合莞爾の一連の著書が有名だ。
オピニオンリーダーと祭り上げられる阿呆な生煮えインテリゲンチャ共は
いとも簡単にコイツラの手口に引っかかる。
オピニオンリーダーは、誤誘導された尤もらしい論を垂れ流し、
リーダーでない「 大衆 」はそうした論調に誘導されるので、
【 連中 】にとって生煮えインテリゲンチャ共は誠に使い勝手が良い♪
日本でのわかりやすい事例を紹介したが、アメリカでもことは同様なのだろう。。。。
いずれにせよ、このニュースは、洗脳御本尊のMITが書いた記事。
実験も、もう一つの雄:スタンフォード大学。
発信者の素性と魂胆にも留意しなければならない。
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nueq
貼り付け終わり、
※ニュークさん解説。
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