貼り付け開始
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image credit:Kuhn Schweitz AG.
ダンプカーといえばたくさんの土砂をどんどん運ぶ頼もしいトラックの一種だが、スイスにある巨大ダンプカーが反響を呼んでいる。
採石場で活躍するeDumperは、世界最大の電動ダンプカーだ。重さは45トン、高さ4.2メートルもあり、荷台を完全に上げると8.5メートルにもなる。
確かに大きくて迫力満点。でも充電とか大変なんでしょ?と思きや、なんとここで働くeDumperは運搬作業のみでフルチャージできちゃうためプラグでの充電が不要だという。
プラグ充電不要な世界最大のダンプカー
世界最大のEVダンプカーeDumperはスイスのビール市にある採掘場で活躍している。

image credit:Kuhn Schweitz AG.
その巨大さには圧倒されるが、このEV(電気自動車)の真価は大きさだけではない。実はこの車はコンセントにプラグを差し込む必要がないのだ。
45トンのeDumperの日課は、山から集められた岩石の運搬だ。採石場で65トンもの石を積み、110トンになったダンプは13%の斜面を下ってセメント処理施設に向かう。
その際に働く大きな慣性力により、回生ブレーキが電気エネルギーを回収。次の運搬で費やす以上のエネルギーを取り込める。
EVはモーターを発電機として使用し、一般の車がブレーキで失う運動エネルギーの多くをエネルギーに変換して蓄積できる。
エネルギーの無駄を減らす回生ブレーキは、自転車やスクーターなどあらゆる乗り物に用いられているが、eDumperもその機能を十分に活用しているのだ。
斜面で節約。環境にも優しい大きな車
eDumperはコマツのHB 605-7をベースにスイスの工業機器卸業社Kuhn Schweitz AGが製造した。
大きさは長さ9メートル、幅4.2メートル、高さ4.2メートルあり、荷台を完全に上げた時の高さは8.5メートルにもなる。

image credit:Kuhn Schweitz AG.
600キロワットの巨大なバッテリーパックはテスラのモデルSのおよそ6倍のエネルギー密度があり、重さは4.5トンもあるという。
なお、回生ブレーキと下り坂のおかげでエネルギーを得られるeDumperはかなりのコスト削減になる。
ディーゼルトラックで換算すると毎年5万トン相当、およそ130万キログラムの二酸化炭素の排出を抑えていることになる。
節約できて環境にも優しいダンプカー。近年のEVの発展は目を見張るものがあるが、その技術はこんなに巨大な車にも役立っている。
References:zmescienceなど /written by D/ edited by parumo あわせて読みたい
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貼り付け終わり、
>eDumperは運搬作業のみでフルチャージできちゃうためプラグでの充電が不要だという。
・この鉱山限定とはいえ素晴らしいかぎりです!
>eDumperはコマツのHB 605-7をベースにスイスの工業機器卸業社Kuhn Schweitz AGが製造した。
・物つくり日本の陰が薄い(=・ω・=)にゃ~w
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