貼り付け開始
Newsweek
海を覆い尽くす......アフリカからメキシコ湾までつづく巨大な藻のベルトが出現 -----------------------------------------------------------------------------
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12510.php 2019年7月10日(水)18時50分
西アフリカからメキシコ湾にかけて、
「 大西洋サルガッサム巨大ベルト 」と呼ばれる
巨大な褐藻の塊が広がっていることが明らかとなった......
カリブ海アンディグア島を覆う藻のベルト
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2019/07/matuoka0710c-thumb-720xauto-163623.jpg < 抜粋 >
西アフリカからメキシコ湾にかけて、巨大な褐藻の塊が広がっていることが明らかとなった。
これは「 大西洋サルガッサム巨大ベルト(GASB) 」と呼ばれ、
浮遊性のホンダワラ属の海藻「 サルガッサム 」が大繁殖したことによるものだ。
アメリカ南フロリダ大学の研究チームは、
アメリカ航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星から
中分解能撮像分光放射計(MODIS)が2000年から2018年まで測定したデータを用いて
サルガッサムの繁殖状況を分析し、2019年7月5日、
「サイエンス」で研究論文を発表した。
■ 8850キロメートルの巨大ベルトが出現 2011年以降、毎年夏に、海中でサルガッサムが大量に繁殖するようになり、
2018年6月には、西アフリカからカリブ海を経てメキシコ湾にいたる
8850キロメートルにわたり、重さ2000万トン以上の
サルガッサムが群集する「 大西洋サルガッサム巨大ベルト 」が出現。
サルガッサムの分布濃度
https://www.newsweekjapan.jp/stories/2019/07/10/matuoka0710a.jpg サルガッサムは、大量に繁殖すると海洋生物の呼吸を妨げたり、
大きな塊となって海底に沈んでサンゴや海草を窒息させるおそれもある。
■ 島国バルバドスでは、国家非常事態を宣言 腐敗した大量のサルガッサムが海岸に漂着し、硫化水素を発することで、
周辺住民や観光客の健康に害を及ぼす可能性もある。
カリブ海の島国バルバドスでは、2018年6月10日、
海岸に大量のサルガッサムが漂着したことで、政府が国家非常事態を宣言した。
メキシコ湾を襲ったサルガッサムを撤去する人々
https://www.newsweekjapan.jp/stories/2019/07/10/RTS1X0LT.jpg ■ ブラジルの肥料消費量の増加や森林減少率の上昇と相関関係が ブラジルでの肥料消費量やアマゾンの森林減少率、
アマゾン川からの流入量などを分析した結果、
2010年以降の肥料消費量の増加や森林減少率の上昇と
サルガッサムの大量繁殖に相関が認められた。
森林減少や肥料消費量の増加によって、
春から夏にかけて、アマゾン川から海に栄養が過剰に流入し、
冬は、西アフリカ海岸沖で、海水が深層から表層に上昇する
「湧昇」の現象によって深海から海面に栄養が移動する。
海中の栄養が豊富となることで、サルガッサムが大量に繁殖している。
■ 気候変動と関連。今後は常態化か この現象は結局、気候変動と関連している。
過去20年の観測データによれば、
『 大西洋サルガッサム巨大ベルト 』は今後、常態化するだろう。
カリブ海アンティグア島を覆う海藻の動画 The Sargassum Seaweed Problem in Antigua and the Caribbean
-------------------------------------------------------------
https://youtu.be/bs4ZhleFntY VIDEO 1'59" 2018/06/19
関連情報
< newsNueq-2043:カリブを襲う「 海藻 」異常繁殖の脅威 >
< newsNueq-2066:カリブの海藻が多様な生物を育む >
< newsNueq-429 :藻類が大発生したとき > 前カンブリアの氷期
< newsNueq-2062:プラスティック不要!:海藻で作る「 水のカプセル 」 >
< newsNueq-2047:深刻な「 牛のげっぷ」問題、海藻で解決? >
nueq
貼り付け終わり、ニュークさん解説。
>島国バルバドスでは、国家非常事態を宣言
・桁外れの量だ(=・ω・=)にゃ~!
何か有効活用法はないのか?
発酵させたら良い肥料になりそうだ!
関連記事