貼り付け開始
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直ぐに脳の機能を高めたい?
ならば外に出て、ひとっ走りしてくると良いかもしれない。
『
eLife』に掲載されたアメリカ・オレゴン健康科学大学のチームの研究によると、短時間、軽く運動を行うだけで、学習や記憶を司る海馬の結合を強化してくれる遺伝子をブーストできるという。
「手軽な運動でいいんです。器具が完備されたジムに通う必要はないし、1日に10キロ走ったりする必要もありません」と研究チームのゲイリー・ウェストブルック氏は話す。4000歩を軽く走ると、海馬のシナプスの成長が促進されるという。
運動は脳にいい
これまでも、人や動物を対象とした実験によって、定期的に運動をすると脳にいいことはわかっていた。
だが、それが直接脳にいいのか、それとも心臓や肝臓、あるいは筋肉といった他の器官が健康になった結果なのかははっきりしなかった。
たとえば定期的に運動を続けることで心臓が鍛えられれば、脳に送られる酸素の量も増えるだろう。運動によって脳が健康になるのはそのためかもしれない。
4000歩相当の運動でシナプスが増える
この点をはっきりさせるため、ウェストブルック氏らは、運動を単発で行ったときに脳がどのように反応するのか、マウスを使った実験で確かめてみることにした。
普段はあまり動かないマウスに、2時間ほど回し車で走ってもらったのだ。その運動量は、人間でいうと4000歩分に相当するものだった。
すると海馬のシナプスの成長が促進されることが確認された。海馬は脳の中で学習や記憶を司る領域だ。
カギを握る「Mtss1L」遺伝子
解析の結果、運動中をすると神経細胞の中の「Mtss1L」という遺伝子が活性化されることが判明した。
Mtss1Lは細胞膜を曲げるタンパク質をコードした遺伝子だ。運動によってこの遺伝子が活性化すると、シナプスが形成される「樹状突起棘」という神経細胞の成長が促される。
これは神経細胞間の信号の流れをよくするために、それだけ脳がブーストされると考えられるわけだ。
試験前の一夜漬けにも有効かも?
これの凄いところは、定期的に運動を続けていなくても、気まぐれにパッと運動しただけで遺伝子が活性化されるという点だ。
ということは、明日はテストなのに全然勉強していない、どうしよう? と追い詰められたら、ブワッと外を走りに行って、さあ一夜漬けだっ! ていう戦略も有効かもしれないってことだ。
でも頑張りすぎて疲れちゃったら勉強どころではないだろうから、そこのさじ加減を計算しておくといいかもしれない。あと、効果を保証するものでもないので、その点もよろしくだ。
References:Study reveals a short bout of exercise enhances brain function | OHSU News/ written by hiroching / edited by parumo あわせて読みたい
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貼り付け終わり、
*手軽な運動(4000歩分相当)で「Mtss1L」という遺伝子が活性化される!
・素晴らしい研究ですね(^^♪
自分自身でやれるのが良い(=・ω・=)にゃ~♥
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