“ハンドパワー”は存在するのか――。最新の“非物質科学”ではその問いそのものが愚問であることを指摘している。目に見えず、計測もできない意識の世界が現実(物質界)に影響を及ぼしていることは自明であるという。
■手かざしのパワーでがんの発現を抑制
これまでに超心理学や量子物理学の分野で行われた数え切れないほどの研究によって、人間の思考、意図、そして全体的な意識は、物質的世界とある種の関係を持っていることが示唆されている。例えば箱の中にいる猫(シュレーディンガーの猫)の生死を決定するのは意識を持った人間の“観測”なのである。
計測することも検知することもできない“パワー”が存在することは疑う余地もないということになるのだが、では“ハンドパワー”のメカニズムはどうなっているのだろうか。
ご存じの通りイエス・キリストや仏陀をはじめとする聖人が、病に冒された人々に手をかざして治療したという話がこれまでにいくつも残されている。この“ハンドヒーリング”や“手かざし療法”の実態はどのようなものなのだろうか。

アメリカの医薬品会社「Beech Tree Labs」をはじめとする合同研究チームが2018年7月に査読付きの 科学雑誌「Dose-Response」で発表した研究では、乳がんの治療に“手かざし療法”が有効であるのかどうかを探っている。しかもこの実験では、直接“ヒーラー”の手をあてるのではなく、ヒーラーのヒーリングパワーを封じ込めたコットンと記録した電磁気媒体を介して、乳がん細胞の変化をモニタリングしたのだ。結果を先に言えば、保存されたヒーリングパワーでも、細胞の発がんを抑制できることが確認されたのだ。
記録・保存されたヒーリングパワーを浴びた乳がん細胞の多くの遺伝子が、発がんと炎症に逆行する振る舞いを見せ、特にATPクエン酸リアーゼ(ATP citrate lyase)とインターロイキン-1β(interleukin 1β)の2つ活性が、ヒーリングパワー曝露後の4時間から24時間の間に著しく抑え込まれたということだ。そしてこのATPクエン酸リアーゼとインターロイキン-1βはヒーラーによる直接の手かざしでも抑制されたことが確かめられたという。
この実験結果で得られた重要な知見は下記の3つになるという。
1.再現性のある生物学的変化は、直接的なハンドヒーリングまたは記録保存ヒーリングの使用にかかわらず、ヒーリングエネルギーによって引き起こされた。
2.癒しの意図は記録保存することも再現して放つことも可能であることから、この現象をより広く普及させることができる可能性がある。
3.直接ハンドヒーリングの実践は、この研究で使用された記録保存ヒーリングよりも効果が高く、記録保存の場合では完全にはヒーリング効果の全体像を捉えていない可能性がある。
宗教的な文献では往々にして“奇跡”として描かれるヒーリングパワーだが、今日の科学的実証研究によってその存在と有効性が証明されたことになる。我々の科学は着実に新たな段階に向かいつつあるとも言えるのだろう。

■人間が持つさまざまな“超能力”
こうした人間の持つ、目に見えず検知不能なパワーの存在を浮き彫りにする研究は、実のところはかなり以前から行われており、カナダ・マギル大学の生物学者バーナード・ グラッド氏が1964年に発表した研究では、ある種の能力を持つ者は、植物の種の発芽と成長を促進できることを報告している。
さらに別の研究ではヒーラーがマウスの甲状腺腫を緩和し、傷口の治療にも有効であることを結論づけているのだ。
また、かつて代替医療に関連するトピックを世界的に報じる「American Journal of Chinese Medicine」で発表された研究でも、特別な能力を持つ女性が種子の発芽を促進することができたことを報告している。その女性は深いトランス状態になると、通常なら発芽までに3、4日はかかる状態の種子を、ものの20分で発芽させられることが実験で明らかになったのだ。
1987年に発表されたCIAが関与した実験フィルムでは、ガラス瓶に封じ込めた1錠の錠剤を“超能力”で動かす様子が収められていたり、密封された木製キャビネットの中の書類を取り出し、再びキャビネットの中に戻したりする“超能力”が発揮されている様子が収録されているという。

加えて2004年に公開された米空軍の機密文書では、ある“ギフテッド”の子どもが、小さな物質をある地点から別の地点に瞬間移動させる“テレポーテーション”の能力を備えていることを報告している。
希代の発明家、ニコラ・テスラがかつて「今日の科学がひとたび“非物理的現象”の研究に着手すれば、たった10年で前世紀よりも多くの進歩を遂げるだろう」と語ったように、我々の固定観念を根本から揺るがす劇的な“パラダイムシフト”はもうすぐそこに迫っているようだ。
参考:「Collective Evolution」ほか
文=仲田しんじ
編集部
貼り付け終わり、
>「今日の科学がひとたび“非物理的現象”の研究に着手すれば、たった10年で前世紀よりも多くの進歩を遂げるだろう」
・進歩より金儲けだと「宗教屋」さんが率先利用していますw
・この記事の内容はおいらもその通りだと考えています (^^♪