貼りつけ開始
http://melma.com/backnumber_45206_6723905/ 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
8月22日(水曜日)通巻第5801号 <前日発行>
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中国にも戦争請負企業。「戦争の犬たち」のビジネスが急膨張 シルクロード沿線にセキュリティ不安拡がり、軍警察OBの大量雇用 ***********************************
米国の「ブラックウォーター」は、あまりにも悪名高い。
ノースカロライナ州に7000エーカーの社有地を持ち、
射撃訓練から戦闘・武闘・対ゲリラ訓練などを行って、世界各地の戦場に派遣される。
幹部は殆どが米海軍特殊訓練部隊(シールズ)出身者で、
退役軍人や武器の専門家が業務に携わっている。
ロケット・ランチャーから独自の武装ヘリも保有する。
言ってみれば、プライベート・アーミー。
傭兵ともいう。
要するに兵員不足をかれら軍事のプロが補っているわけだ。
イラク戦争でも夥しいブラックウォーターの「社員」が派遣され、
戦場で大活躍したほか、日本でもミサイル防衛網の警備に百名が配置されているという。
※ アメリカの傭兵は既に正規軍の数を上回っていると云う。
有事にアメリカ国民をゲットウに収容するのはこのFEMA( ヘマ )の傭兵部隊。
ISIS( イシス )の現場指揮官たちはみなこの傭兵連中。
さて舞台は中国である。
人民解放軍は235万人。
習近平の粛軍削減計画の実施によって、およそ30万人が解雇された。
現在退役軍人は5700万人。
軍人恩給が微々たる額しか支給されず、不満が昂じて各地で抗議集会やデモが起きている。
退役警察官も同じ境遇にある。
その中国人民解放軍ならびに警察のOBらが、
中国版「ブラックウォーター」を設立し、
米国の指導も仰ぎながら、めきめきと頭角を現してきた(アジアタイムズ、8月20日)。
なんと軍事請負企業は5000社、雇用は五百万人!
海外への派遣先はシルクロード沿線の、衝突、紛争が絶えない
パキスタン、イラク、スーダンなどである。
最大手はCOSG(中国海外セキュリティ集団)で、
2016年の実績でもスーダン、パキスタン、トルコ、モザンビーク、
カンボジア、マレーシア、タイに派遣された。
COSG幹部は「過去八年間で、派遣実績は60ヶ国に及ぶ」と豪語している。
とくに中国人の誘拐、殺人事件が頻発するパキスタンには、
およそ三万人の中国人労働者がおり、
3000キロにもおよぶ原油、ガスパイプラインと高速道路、鉄道敷設工事の
現場をパトロールしている。
もともとの需要は警備会社で、ガードマン業務から出発した。
銀行や夜間のビル管理、工場の警備など、日本の警備会社と変わらない業務で急拡大し、
習近平のシルクロード路線での海外進出に伴い、
現在海外進出中国企業およそ16000社のうち、
危険地帯に投入されている現場などを
中国軍事請負企業から派遣された3200名が担っているという。
中国のBRI(一帯一路)、もう一つのダークサイドである。
nueq
貼り付け終わり、
※ ニュークさん解説。
*だってさ!
・細菌界と同じ、いざとなったら自分側の兵隊さんの数が多い方が勝ちなんじゃろな!
・日本の自衛隊さんにはなり手が少なく定数割れ&高齢化が進んでいるとか、
まっ! その時は傭兵を雇って、平和憲法9条があるからいっかw
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