タンパク質は脂肪燃焼、疲労回復、筋力アップなどに役立つことから、スポーツ選手に特に必要なものと思っている人も多いでしょうが、タンパク質の摂取は、あらゆる病気の予防につながります。不足してくると、短期的には、筋肉組織の衰えや血管がもろくなったり、傷の治りが遅かったりするほか、抵抗力も落ちて、感染症になりやすくなります・・・
今日から、栄養素の学習に入ります。なお、ご注意頂きたいのは
「分子栄養学(三石理論)」は在来の栄養学(現行の栄養学)とは違うと云うことです。当然、その解釈にも違いが出てきます。が、その場合には従来の栄養学の方はお忘れください。トップバッターは「タンパク質」で、サラリとご説明します。
タンパク質(プロテイン)私たちが生きていく上で必要不可欠な栄養素で、三大栄養素の1つです。語源になったギリシャ語の Proteiosには、「何にもまして重要」という意味があり、栄養を問題にした場合、タンパク質は最優先すべきものだと言うことが分かります。私たちの体は、脳や心臓などの内臓や骨、筋肉、皮膚、毛髪、爪など、ほとんどがタンパク質からできていて、からだの中のタンパク質量は体重16.4%を占めています。タンパク質なくして、からだは動くことも形を保つことすらもできないのです。